インディ・レーベル

シアトル近郊のインディ・レーベル

SUB POP

グランジといえばサブ・ポップ。このレーベルがなければグランジ・オルタナ・ムーブメントは起こらなかったかもしれない。
良くも悪くもシーンに与えた影響は大きい。
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C/Z Records

C/Zは1985年に、若いシアトルのバンドに魅せられたあるエンジニアによって設立されたようだが、その後Skin Yardのダニエル・ハウスが受け継いだ。
グランジ=SUB POPと思われがちだが、C/Zもそこそこ面白いバンドが在籍していた。

85年には、Soundgarden、Green River、Melvins、U-Men、Malfunkshunの曲を集めたコンピレーション・アルバム”Deep Six“をリリースしている。

Deep Sixは未来を予見したものだった。(ダニエル・ハウス)

在籍していたバンドは、Skin YardMelvins、Coffin Break、Hammerbox7 Year BitchGitsなど。

C/Zのオフィシャル・サイト


K

オリンピア・シーンのドンであり、Beat Happeningのフロントマンであるキャルヴィン・ジョンソンのレーベル。
SUB POPの前身であるブルース・パヴィットのSubterranean Popというカセット・ファンジンの製作を手伝っていたキャルビンが82年に設立した。
キャルビン事体がオリンピアのパンク・シーンで絶大な影響力を持っており、人脈も豊富なためシアトル及び周辺を語る上では欠かせない。

Kのオフィシャル・サイト


Kill Rock Stars

「ロックスターを殺せ」というネーミングが印象的なレーベル。
カート・コバーンの隣人だったスリム・ムーンによってシアトル近郊のオリンピアで設立された。
設立時期は91年と遅いが、Bikini KillやHuggy Bear、Bratmobileといったライオットガールと呼ばれたバンドが在籍していたこともあり、無視できないレーベルだ。
エリオット・スミスもこのレーベルからアルバムをリリースした。

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Popllama

シアトル近郊のバンドによく利用されているEgg Studioの所有者であるコンラッド・ウノのレーベル。
残念ながらオフィシャル・サイトは存在しないようだ。
コンラッド所有のエッグ・スタジオのサイトを見ると、Girl Trouble、PosiesYoung Fresh FellowsFastbacks、Red Dress、Presidents of the USAがここからリリースしている。


Estrus

Mono Menのデイヴ・クライダーが設立したレーベル。
北西部を拠点とするため、シアトルとも縁がある。
ガレージ、サーフ系のバンドが多いらしい。

Estrusのオフィシャル・サイト


Empty

Accused、Gas Huffer、Fartz、Crackerbash、Dead Moon、Gits、Zipgunなどがこのレーベルからリリースした。

Emptyのオフィシャル・サイト


シアトル近郊以外のインディ・レーベル

SST

SSTとはSolid State Tunersの略で、Black Flagのギタリストだったグレッグ・ギンによってカリフォルニアで設立された。
当初はアマチュアラジオに関する事業を目的としたものだったらしくSST Electronicsだった。
1978年にはSST RecordsとしてBlack FlagのEPをリリースした。

80年代はUSインディを牽引する大きな存在だったようで、Sonic YouthSoundgardenScreaming TreesDinosaur Jr.Meat Puppetsなど有名になったバンドが在籍したこともある。

SSTのオフィシャル・サイト


Touch and Go

シカゴを拠点とする名門インディ・レーベル。
カート・コバーンはデモを送り続けたらしいがことごとく無視された。
アルビニのBig BlackButthole SuffersJesus Lizardがここからリリースした。
最近では!!!が有名。

Touch and Goのオフィシャル・サイト


Dischord

80年代のUSインディ・パンク・シーンの重要人物であるイアン・マッケイが設立したレーベル。
拠点はワシントンD.C.。
イアン自身のMinor ThreatやFugaziが有名。

Dischordのオフィシャル・サイト


Epitaph

Bad Religionのメンバーが設立したメロディアスなパンクで有名なレーベルだが、エピタフの第一弾アーティストはL7だった。
また、意外なことにGas HufferやCoffin Breakも在籍していた。
ただ、エピタフらしくない音楽性から、エピタフのファンからはあまり受け入れられなかったようだ。

Epitaphのオフィシャル・サイト


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