Beat Happening (ビート・ハプニング)

Beat Happening 23曲(You Tube)

Beat Happening (ビート・ハプニング)の概要

シアトル近郊の州都オリンピアでロックシーンの支配者だったキャルヴィン・ジョンソン(Calvin Johnson)が率いたバンド。

結成は83年で、なんと84年に来日公演を敢行している。

インディ・レーベルKの設立者であり、KAOSというラジオ局のDJであり、地元ロック系ライヴのプロモーターだったキャルヴィンは、カート・コバーンも当時住んでいたオリンピアのロック・シーンの王様だった。

インディ主義者でパンク・ロック的なポリシーを独裁者のように打ち出していった。

彼の支持者はキャルビン派と名乗っていた。

しかしこのバンドの音楽性はというと、音楽ジャンルとしてのパンクとはかけ離れたもの。

ヘロヘロでしょぼいギター、やる気もエネルギーーも感じさせないヴォーカル、音はインディらしくチープで歌も演奏も下手。

オマケにこのバンドにはベースがいない。

まさに脱力感が満載のロー・ファイという言葉がよく似合う。

こんなことを書くとパンクとは無縁の最低のバンドだと思われるかもしれないが、彼らが提示したのは自分でやるというDIY精神、既存のルールや価値観に縛られる必要はない、楽器の演奏技術は魂より劣る二次的なものでまずはギターを手に取れ!といったパンク精神、DIY精神そのものだったのだ。

バンドはもうすでに存在していないようだが、キャルビンは様々な音楽にかかわっているようで、Kレーベルは存続中だ。

関連リンク

Beat Happening (ビート・ハプニング)のアルバム紹介

スタジオアルバム

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