Meat Puppets (ミート・パペッツ)

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Meat Puppets (ミート・パペッツ)のアルバム紹介

Meat Puppets (ミート・パペッツ)の概要

Nirvanaとアンプラグドで共演したことを機に知名度が広まった感があるが、このバンドの結成は80年と古い。
アリゾナ州フェニックスで、カート・カークウッドとクリス・カークウッドの兄弟とデリック・ボストロムの3人で結成された。
81年には、インディシーンを語る上で欠かせないレーベル”SST”と契約した。

彼らの音楽ルーツとしては、ウェスタン・カントリー、60sサイケデリック、ロカビリーなどからLed Zeppelinなどの70sハードロック、Stoogesなどのパンク、ZZ Top、Grateful Dead、ジョニー・キャッシュなどで、特にカントリーからの影響が強く出ている。

Meat Puppets 29曲(You Tube)

しかし、当時Black FlagやHusker Duのようなハードコア界隈ではこのような多彩なルーツが災いし、ハードコアを好む観客から酷い仕打ちを受けたこともあるようだ。
だが独自の音楽性が功を奏したのだろうか、85年のUp On The Sunが当時のインディでは破格の3万枚ものセールスを記録する。

SSTに6枚のアルバムを残した後、バンドはメジャーに移籍。
91年にデビューを飾っている。
その後はオルタナの流行やNirvanaの後押しなどもあり、94年のToo High To Dieが50万枚のセールスを記録するに至るが、95年のNo joke以降はクリスのドラッグ問題などにより解散状態に陥る。

バンドが活動していない時期もあったようだが、2020年現在もバンドは存続中だ。

関連リンク


Meat Puppets (ミート・パペッツ)のアルバム紹介

1.スタジオアルバム

Meat Puppets I / Meat Puppets II

82年の1stと83年の2ndを1枚にまとめた日本盤。

Nirvanaと共演した曲はIIに収録されているので、Nirvana関連から入りたい人はこのアルバム。

Iはストレートなパンクといった感じだが、IIになると様々な音楽からの影響を垣間見ることができる。

Meat Puppets I 輸入盤
Meat Puppets II 輸入盤


Up On The Sun

85年の3rdアルバム。
バンドの最高傑作とよく言われる。
しかし、私は未聴なのでノーコメント。

グレイトフル・デッドのパンク的解釈、日本盤の帯ではペヨーテ・ポップと評されたアルバム。

Up On The Sunの日本盤


Mirage

87年の4thアルバム。
彼らのキャリアの中で傑作とされるので、これもオススメ。

ノイジーなギターは皆無だが、ローファイ的なヴォーカル、カントリーを中心とした様々な音楽性という彼らの魅力が堪能できる。
ポップなセンスには舌を巻く。

Mirageの日本盤


No Joke!

95年リリース。
プロデューサーはButthole Surfersのポール・リアリー。

前作もそうだが、当時の音楽シーンを意識したのかどうかは知らないが、ディストーションを効かせたギターが目立つ作風となった。
しかし、彼らのルーツであるカントリー色は健在で、ポップな曲が多い傑作に仕上がっている。

ストリングスやピアノを駆使した珍しい曲”Head”もある。

No Joke!の日本盤


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