今日は「2000年代はネタ切れ」の完結編。
先日、クロスビートが2000年代のアルバムベスト100とかいう特集を組んでいたと書きましたが、10年ぐらい前には90年代のアルバムベスト100という特集を組みました。
恐らく入手は困難なので、今日はその記事の写真を立ち読みでパラパラ見れる程度に紹介します。
もちろん雑誌に書かれていることが全てではありません。
ですが、どういう時代だったかを知るには当時の記事を見るのが良いと思います。
もう過ぎ去ってしまった時代ですから。
このブログは90年代なんて知らない若い方々も多く見ているのでしょうか?
そういう方に見てもらえれば幸いです。
俺のような年寄りwは懐かしさを感じていただければ。
携帯で写真が見れるかどうかは管理人にはわかりません。
取り敢えずPC推奨。
まずは表紙です。
表紙はカート・コバーン。
続いて目次。
記事の前の写真集から。
90年代オルタナ・オールスターといった豪華なメンツ。
このメンツが1枚の写真に納まっているのが凄い。
何かのフェスでしょうか。
みなさんは全員誰だかわかりますか?
続いてWoodstock94のNINと気持ち悪いAphex Twin。
いよいよ本題。
90年代はいろんなことがありました。
ブリットポップについては良く知りません。
「ロック史上最大のクーデター」、オルタナティヴ。
俺の嫌いなポ●プパ●クの前触れ。
ダンスミュージックで新たな道を切り開いたProdigy。
今となっては普通の音かもしれませんが、ロックとダンスを融合させたFat Of The Landは世界に衝撃を与えた恐ろしいアルバムでした。
デジタル・ロックという言葉も生まれました。
リアム・ハウレットはNevermindの他にクラブ系の傑作としてMassive Attackのアルバムを挙げています。
「Prodigyはレイヴの申し子、Chemical Brothersはアシッドハウスの申し子、Underworldはテクノの申し子」だそうです。
その他Fat Boy Slim、The KLFなど。
Beckだけ独立したコーナーというVIP扱い。
ウチのサイトの女性ロッカーの台頭にも書きましたが、女性ロッカーが活躍した90年代。
インタビューはGarbageのシャーリー・マンソン。
ダイアナについてはWikiのダイアナでも見てください。
「マドンナが開けた扉をくぐり抜けて行った90年代の女性たち」
コートニー・ラヴ、アーニー・ディフランコ、PJハーヴェイ、アラニス・モリセットなど。
90年代に発明されたドラムンベースと第一人者的なGoldie。
個人的には長時間聞いていると飽きてしまいますけど。
「多様化して外側にも広がってきたヒップホップの枝葉」
写真はBeastie Boys。
その他の細かな出来事の一部。
DJが台頭してきたのも90年代。
「パンドラの箱」なインターネットも90年代後半には存在していました。
まあ今と違って低速回線が主流でしたから、違法ダウンロードするにも膨大な時間がかかるからそれほど深刻ではなかったかなあ。
いよいよ90年代のアルバム100選。
1位はもちろんNirvanaのNevermind。
そのランキングを一部紹介します。
ウチのサイトで紹介しているバンドにはリンクを貼りました。
クリックするとウチのサイト内に飛びます。
01.Nirvana / Nevermind
02.Beck / Odely
03.Radiohead / OK Computer
04.Bjork / Homogenic
05.Red Hot Chili Peppers / Blood Sugar Sex Magik
06.Nine Inch Nails / The Downward Spiral
07.Sonic Youth / Goo
08.Oasis / Morning Glory
09.Blur / 13
10.Primal Scream / Screamadelica
11.Beastie Boys / Ill Communication
12.My Bloody Valentine / Loveless
13.Massive Attack / Blue Lines
14.The Smashing Pumpkins / メロンコリーそして終りのない悲しみ
15.Goldie / Timeless
16.The Jon Spencer Blues Explosion / Orange
17.The Chemical Brothers / さらばダスト惑星
18.Rage Against The Machine / Evil Empire
19.Pearl Jam / Vitalogy
20.Jeff Buckley / Grace
21.R.E.M. / Automatic For The People
22.DJ Shadow / Endtroducing…
23.Prodigy / Fat Of The Land
24.Aphex Twin / Richard D. James Album
面倒だからここまでw
「90年代の奇跡」はいかがだったでしょうか?
興味の湧いた人は、バックナンバーで購入するのは難しいと思うので、ヤフオク辺りで気長に探してみて下さい。
1999年4月号です。
しつこく書きますが、雑誌のランキングが全てではありません。
でも、2000年代の100枚と比べて思うのは、やはり2000年代バンドの弱さというかネタ切れというか。
上のバンドは一部を除いてバンド名が音楽ジャンルになっちゃうような新たな道を切り開いたバンドばかり。
「何とかリバイバル」とか、「ニュー何たら」などという言葉が生まれる今の状況は本当にネタ切れなんだなあと・・・
ニューレイヴはKlaxonsのメンバーがふざけて使ったらメディアがハイプで持ち上げた音楽用語なんで胡散臭いんですが、Prodigyは元祖「レイヴの申し子」のようですからねw
現在はProdigyに影響を受けたバンドが多く活動していますが、誰も本家を超えられない・・・
Bright EyesやArcade Fireなんかは俺の人生の中で指折りのバンドとして聞き続けるでしょうし、2人組みのWhite Stripesを聞いているとアーティスティックなアプローチがとても見事だと思います。
ライヴで見たジャックの感情の爆発を思い出します。
他にも2000年代の良いバンドは沢山います。
ただ、全てとは言いませんが全般的に「こんな音楽聞いたことがない」というインパクト不足なバンドが多くて・・・
ムーヴメントも弱いですよね。
2000年代バンド苛めはこれくらいにしますw
明るい未来を期待しましょう!
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