The Jon Spencer Blues Explosion (ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン)
The Jon Spencer Blues Explosion (ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン)のアルバム紹介
The Jon Spencer Blues Explosion (ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン)の概要
85年からPussy Galoreで活動していたジョン・スペンサー(Vo、G)が解散後に結成した。
ジュダ・バウアー(Vo、G)、ラッセル・シミンズ(Dr)の三人組で、基本的にベーシストがいない珍しいバンド。
The Jon Spencer Blues ExplosionとThe Jon Spencer Blues Explosion 39曲(You Tube)
バンド名はブルースの爆発。
その名の通り、ブルース、ソウル、60年代ガレージロックンロール、初期のRolling Stonesを彷彿させるサウンドが特徴。
しかしテクニシャンというわけではないし、パンクからの影響もあるようで、パンクとブルースの融合と評されることもある。
最大の魅力は、衝動やカオスといったブルージーな感情の大爆発だ。
特にライヴでは爆発度が半端じゃないらしい。
また、古典的な手法だけに限らず、ダブやブレイクビーツ、ヒップホップといった様々な要素を取り入れる姿勢も魅力の一つ。
92年にスティーヴ・アルビニがプロデュースしたセルフタイトル作でデビュー。
自身の個性を確立した94年の3rdアルバム”Orange”がメディアから大絶賛され注目を浴びる。
その後はブルースの爆発方法に悩んだ感もあるが、音楽性の幅を広げたり、原点回帰したりしながらバンドは今も爆発中。
関連リンク
- The Jon Spencer Blues Explosionのオフィシャルサイト(英語)
- The Jon Spencer Blues ExplosionのWikipedia(英語)
- Blues is No1!(日本のファンサイト)
- Pop-Catastrophe.co.uk(英語のファンサイト)
The Jon Spencer Blues Explosion (ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン)のアルバム紹介
1.スタジオアルバム
Orange
94年の3rdアルバム。
ジョンスペと言えばまずはこれだろう。
Bellbottomsのギターは熱いし、Sweatのヴォーカルは魂がこもっている。
まさにブルースの爆発だ。
本人は2ndの焼き直しと言っているが、質の高さは尋常じゃない。
Now I Got Worry
96年の4thアルバム。
彼等にしては聞きやすい曲が多いので、このアルバムから入るのもいいかもしれない。
いきなり絶叫シャウトから始まるテンションの高さには脱帽。
Beastie Boysのメンバーが参加した曲もあるし、カルビン・ジョンソンのプロジェクトのカヴァーもある。
Acme
99年作。
前作で一つの節目を向かえ、その後の方向性に苦心しながら製作されたアルバム。
音楽的にバラエティ豊かになったが、その代わりに初期の衝動性を失ってしまったと言われる。
そのため、このアルバムの評価は低いが、個人的には悪くないと思うので紹介しておく。
Damaged
2004年リリース。
このアルバムからバンド名はBlues Explosionとなった。
様々なミュージシャンとのコラボレイトが聞き所か。