Garbage 15曲(You Tube)
Garbage (ガービッジ)の概要
Nirvanaの”Nevermind”、Smashing Pumpkinsの”Siames Dream”の大ヒットにより一躍有名となったプロデューサー、ブッチ・ヴィグが結成したバンド。
ブッチ自身はドラムをプレイしている。
メンバーにはブッチの旧友であるスティーヴとデューク(共にプロデューサーだったようだ)、そしてMTVで見かけたシャーリー・マンソンに加入を要請し、94年にバンドはスタート。
当時としては女性ヴォーカルを前面に押し出したロックバンドは数少なく珍しい存在だったが、95年の1stと98年の2ndが共に400万枚以上売れ一躍トップバンドとなった。
音楽性は、ギターロックとダンスミュージックの架け橋とか評されるように、ロックとサンプリングなどの電子音を混ぜ合わせたもの。
ブッチのバンドということで所謂グランジを期待した人は多かっただろうが、見事にそういう人たちの裏をかいた音楽性だった。
また、シャーリーの妖しげでセクシー、ダークとポジティブが同居した歌声も魅力の一つ。
そして、メロディが異常なまでにキャッチーでポップセンスに溢れていること。
当時は、このような音楽性は珍しかったようで存在自体がオルタナティヴだったらしいが、珍しくなくなってしまった現在に聞いてみると単なるポップバンドにしか聞こえないかもしれない。
インディ、ローファイ感は無に等しく、ヴォーカルエフェクトを多用する等かなり作り込まれたサウンドなので、そういうのを期待する人は手を出さない方がいい。
初期はダンサンブルなビートが印象的だったが、作品を重ねるにつれエレクトロニクスの取り入れ方も変化し、ヒップホップやR&Bを連想させる音も目立ってきた。
シャーリーの歌も進化し、電子音よりも人間の出す音を重視している感がある。
バンドは今も進化しながら存続中だ。