Beastie Boys (ビースティ・ボーイズ)

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Beastie Boys (ビースティ・ボーイズ)のアルバム紹介

Beastie Boys (ビースティ・ボーイズ)の概要

ラップやヒップホップの枠組みで語られることが多く、オルタナティヴ・ロックとしてこのサイトに掲載するか否か迷ったグループなのだが、扱うことにした。

81年にニューヨークで結成。
当初はハードコア・パンク・バンドだったが、当時メジャーになりつつあったヒップホップに影響を受け始めた。
85年に、後にRun DNCやPublic Enemyなどで有名になるデフ・ジャムというレーベルと契約を結ぶ。

デフ・ジャム創設者の一人であるリック・ルービンのプロデュースで、86年に1stアルバム”Licensed To Ill”をリリース。
このアルバムがヒップホップ至上はじめて全米1位を獲得し、900万枚以上売り上げることになった。
ヒップホップの知名度を広く知らしめると共に、後のミクスチャーや白人ラッパーに大きな影響を与えることとなった。

Beastie Boys 29曲

ヒップホップはスーパースターになって有名になってそれを見せびらかそうっていうさ。
だからパンクロックとは全然違うものだったんだ。

ビースティ・ボーイズはヒップホップのアティチュードを持ち出してきて、金の鎖をジャラジャラさせて、俺達が最強だ、見たいなことを言ったんだよね。

パンクロックだったらそういうことを言う奴はニセモノで、間違ってると見なされる。
だからビースティ・ボーイズがパンクロック・シーンから出てきてヒップホップをやってしまったのは凄いことで、そのサクセスストーリー的な要素が面白かったし、音楽的にも優れていたんだ。
(Sonic Youth / サーストン・ムーア BUZZ Vol.41 April 2003から引用)

92年には、グランドロイヤルというレーベルを設立。
レコードだけでなく、雑誌や服飾も手がけるというDIY精神とストリートに基づいた活動と、生演奏とサンプリングを絶妙にブレンドし、ジャズやファンクの要素を雑多に取り入れるという、自由で先鋭的な音楽性により、オルタナティヴとリンクし、ストリート・カルチャーの代表者となった。

初期は陽気なノリでステージには裸の女性を上げるなどバカバカしい雰囲気だったが、徐々にシリアスな面も表れ、チベタン・フリーダムを主催するなど社会的な活動も見られるようになった。

俺たちが8歳か9歳のときに「ライセンスト・トゥ・イル」が出たんだけど、あの頃のビースティって、もの凄く馬鹿みたいなんだよね。
女の子たちを檻に入れて、自分たちはステージでビールを飲んでて・・・

でもビースティの凄いところは、後で「あれは間違っていた。俺たちはちゃんと学んだし、あれから成長したんだ。」って認めたところだよ。 
(At The Drive-In / ジム・ワード ロッキングオン2000年8月号から引用)

グランドロイヤルは「山積みとなった負債と資産の減少、経営状態が極端に厳しくなった」ということで2001年に閉鎖してしまうが、グループは2000年代も存続して作品をリリースし続けた。
長期にわたる活動はシーンの移り変わりが早いヒップホップの世界では異例なことだ。

しかし2011年、メンバーの一人のアダム・ヤウクがガンで他界。
残されたメンバー二人は二度とBeastie Boys名義で音楽活動を行う意思はないようだ。

関連リンク


Beastie Boys (ビースティ・ボーイズ)のアルバム紹介

1.スタジオアルバム

Licensed to Ill

86年のデビューアルバム。
上に書いたとおり、後のシーンに大きな影響を与えた一枚。

ロックの名曲からのサンプリングを多用したらしく、パンク的で破壊的な雰囲気を感じるが、歌詞の中身はくだらないことが多いらしい。

Fight For Your Rightはラップ・メタルを彷彿させる彼らの代表曲。

Licensed to Illの日本盤

Licensed to Ill – iTunes Store


Check Your Head

92年の3rd。

2ndではDust Brothersと共により深くヒップホップに接近したとされるが、今作ではサンプリングだけでなく、自ら楽器を手に取り演奏している。

ジャズやファンクの要素も目立ちはじめ、新境地を開拓した重要アルバム。

Check Your Headの日本盤

Check Your Head – iTunes Store


Ill Communication

94年作。
ビースティの代表作といえばこのアルバムだろう。

曲がバラエティ豊かで、自らが演奏する楽器とサンプリングが絶妙だと評価される。

Sure Shot、Sabotageは素晴らしい曲。
Futterman’s Ruleのグルーヴにはノックアウトされること確実だ。

Ill Communicationの日本盤

Ill Communication – iTunes Store


To the 5 Boroughs

2004年作。

ニューヨーク出身の彼等は、当然のことながら9.11に大きなショックを受けることとなった。
そのため歌詞にはニューヨークに対する愛情と、ブッシュ政権の批判が含まれている。

サウンド面では、ヒップホップの原点に回帰した100%オールドスクールなアルバムだと言われる。
Ch-Check It Outのようなパーティ的なノリが見事だが、全体的にシリアスな雰囲気だ。

To the 5 Boroughsの日本盤

To the 5 Boroughs – iTunes Store


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