コンニチハ、ビリー・コーガンです。
ザ・スマッシング・パンプキンズというバンドにとって一番大きな課題は僕が何度も内部で言ってきたことなんだけど……『新しい音楽を作り続けないのであれば、俺はこのバンドを続けない』ってことなんだ。でもね、この考えを信じ続けてもらうのはどんどん難しくなってるんだよ。だってライブをやれば、観客のほとんどは昔の有名な曲を聴きたがるからさ。
ロッキングオン2025年10月号から引用
引用部分を含めたインタビューの一部はこちらで読むことができます。
スマパンの来日公演が間近に迫っていますが、ビリーは相変わらずで過去の名曲と折り合いをつけられていないのでしょうか? まあこういう愚痴を言わずに黙っておけばいいのではないかと思ったりもします。結局私は来日公演には行きません。
10年以上前から話題に出ていたSmashing PumpkinsのMachina/The Machines of Godのリマスター再発盤がリリースされました。MachinaIIの音源を入手するにはARANEA ALBA EDITIOを購入するしかないのですが、6万円と高額なので諦めて、私は赤と黒のカラーレコードを購入しました。
キレイで気に入っているのですが、残念ながらMachinaIIの音源は収録されていません。
MachinaとMachinaIIについてはウチのサイトを見てください。
リマスター・レコードの音質はいかがなものでしょうか?
レコードを聞いてみるとオリジナルCDとあきらかにアレンジが異なる曲があり、少し調べてみましたがリミックスされている曲もあるようです。場合によっては再レコーディングもしたとか。
デジタルでリリースされたもののクレジットにはThis Time、The Imploding Voice、Age Of Innocenceは2025MIXと明確に記述されています。ただ記述されている曲以外でも、Raindrops + Sunshowersなんかは曲の長さが1分ぐらい違います。
ですから一概に比較するのはアレなんですが、全体的に総じてレコードの方が奥行きがあって全体的にぼやけた音でしょうか。高音がよい感じに不鮮明になって低音が厚く感じるというレコード愛好家が喜びそうな音の曲もあれば、オリジナルCDとは大幅に変わっていない印象を受ける曲もあります。
私の好みの音ではあるのですが、それこそ1曲目のThe Everlasting Gazeなんかは、極端に歪んでいてデジタル色の強いギターの音は高音の鋭さがあった方がよいと思う人は多いのではないでしょうか。個人的には低音が出ているリマスターレコードの方が好きですが、曲によってはキンキンサウンドも否定できないと思っています。
私はリマスターされたデジタル音源は聞いていないので何ともいえません。
私としては今回の25周年記念レコードはおススメですが、リミックスをどのようにとらえるかは難しいですね。新たな音を付け加えることも可能ですし、リマスター以上に音が変わってしまいますから、当時の音や雰囲気、時代性がリマスター以上に失われてしまいます。
まあ当時は2枚組にしたかったMachinaそのものが未完成だったし、技術的にやり直さざるを得ない部分もあったようですから、リミックスや再レコーディングに関しては完全否定できないので難しいところです。
マスタリングとミキシングの違いについては、長くなるんでググって他のサイトを見てください。
Machinaの再発盤の経緯に関しては情報源は信じちゃいけないWikipediaしか見てません。




