コンニチハ、Pearl Jamのジェフ・アメンです。
Vitalogyあたりから(急激な成功によるプレッシャーの)反動が形になってしまって、Better ManとかCorduloyとか凄くいい曲だけど、あのアルバムの悪いところはああいう状況のリアクションとして生まれた曲が多すぎたこと。
個人的には、早送りする曲が一杯あるし。
当時は正しいと思ってやってたけど。(ロッキングオン2003年5月号から引用)
Pearl JamのVsとVitalogyがリマスター再発されるようです。
いくつか種類がありますんで、オフィシャルサイトを見て下さい。
VS. AND VITALOGY 20TH ANNIVERSARY EDITIONS
各アルバムの単品CD、アルバム2枚とライヴ盤1枚の3枚組、限定ボックスセット、単品アナログレコードの4種類です。
単品レコードはアメリカのRecord Store Dayでしか売らないんでしょうか?
日本のamazonでは単品CDと3枚組は予約できるようです。
単品CDは現在819円とお手頃です。
まあ価格は変動するんで、今後どうなるかはわかりませんけど。
3枚組はamazonでは5000円ぐらいしますが、オフィシャルサイトでは29.98ドルです。
今現在、1ドル83円として計算すると約2500円ぐらいでしょうか。
送料を考慮してもオフィシャルで買った方が安いかもしれません。
VsとVitalogyはリマスターされているとのことですが、個人的にはどうかなあと思う部分もあります。
リマスターというのは、基本的にアナログレコーディングされたものに対する概念だと思っています。
「アナログマスターテープの音を最新機器でデジタル化して、よりマスターテープに近い音に調整しましょう。」っていう大義名分みたいなのがあるからです。
まあ、そういうリマスターは実際のところ少ないようですがw
デジタルレコーディングの場合は、レコーディングの時点でデジタルですから、デジタルに変換する必要はないです。
ですからアナログ音源をデジタル化した際に音が変になっちゃったのを直すってことがないのです。
だからリマスターするとなると、音圧をiPod世代用に上げるぐらいしかないでしょう。
音質を変えるとなるとオリジナルとは100%別物を作るってことになってしまいます。
それは邪道じゃないかと。
まあアナログ音源のリマスターもオリジナルとはかけ離れていることが多いようですけどw
VsとVitalogyは、アナログで録音されたのかデジタルで録音されたのか不明です。
どの盤にも記載されていませんし、そのことについて話しているインタビューも発見できません。
No Codeはデジタルレコーディングだとわかりましたけど。
だから予測するしかないのですが、聞いた感じと時代と状況を考えるとデジタルレコーディングじゃないかと疑ってしまいます。
DATに録音したんじゃないっすかw
まあ最近はオリジナル嗜好は捨てつつあるんで、私は限定ボックスを買うつもりですし、リマスターも楽しみにしています。
で、リマスターされているNINのDownward Spiralはどうなんだ?っていうのはいずれまた。
こういう話題は誰も喜びそうにないですしね…
VSに関しては、実はUS盤レコードを持っています。
ジャケットはCDと違います。
こっちの方がかわいいですねw
この写真は今回の再発盤でも採用されるようです。
型番はZ 53136です。
1993年のUS盤です。
AL-53136-2Aと刻印されているのがわかるでしょうか?
マトリクスは1ではなく2のようです。
残念ながら真のオリジナル盤ではありません。
まあマトリクス1が存在しない可能性もありますけどw
マトリクスについてはレコード鑑定の基礎知識でも読んでください。
Z 53136のその他の写真はPearl Jamのコレクターサイトwww.PjCollectors.com – Vs. – 12” Black Vinyl – Gatefold Picture Sleeve – USAを見て下さい。
肝心の音質は、いつものごとくCDよりも良いです。
まあレコードの音質はオーディオ環境、特にカートリッジによって変わっちゃいますけどね。
その辺のこともいずれまた。
まあこういう話題は人気ないんで…
コメント
わたしはこの話題大好きです!
いつもCD・LPをAmaz○nでにらめっこしている自分としては、価格と内容量以外の価値判断基準として、勉強させてもらっている感じです。
まあ、ちゃんと活かされているかは微妙ですが…(笑)
いつも楽しみにしてます!
LPが聴ける環境は本当に羨ましい限りです。私の環境では置き場所がないですし、めんどくさがり屋なので。いつも指くわえて見てるだけです(苦笑)。私はCD版でガマンです。SACDかDVD-Audioで・・・まあ無理な相談なのは分かってますが(笑)。
せめて音圧至上主義でどの楽器も同じ音量・・・なんていうことがなければいいんですが。もっとも、こういう考えも少数派なんでしょうけど。
>gaseさん
ありがとうございます。
最近、CDの魅力が薄れてきました。
日本盤の対訳ぐらいしか利点がないような。
手間と音質を考えるとレコードから製作したFlacが一番かと思っています。
>blackearthenemyさん
確かにレコードは色々あって敷居が高いのは否めないですね。
SACDはSHM-SACDがリリースされ始めたんで、他社も追従するのかと思っていましたが全くその気がないようなのが残念です。
1月のミュージックマガジンに高音質モノが幅を利かせ始めているような記事があった記憶がありますが、どう考えてもウソだろうと思ってしまいました。