SACDのSACD層をPCで再生、リッピングするのは不可能

最近は本当にDVD-Audio関連の情報を求めている人が多いなあと思う今日この頃です。
WikipediaのDVD-Audioがいつの間にか「DVDオーディオ」になっていました。
なんでDVD-Audioだけカタカナ表記にするんでしょうか?

何でこんな細かいことを指摘するのかというと、変更されちゃうとURLも変わってしまうんですよ・・・
過去に書いたブログの記事からこのページにリンクを貼ったと思いますが、面倒だからブログの記事を修正しません。
Wikiを編集するのは嫌なので一切触りませんw

DVD-Audioは本当に末期的ですね。
新しいソフトはリリースされているのでしょうか・・・

フォトレポート:2000年代に失敗した電子機器–米CNETが選ぶ30製品:ニュース – page4 – CNET Japan:

こんな風にかかれていますがw、どちらかというとSACDの方が優勢か。
ロックはともかく、クラシックのソフトは少しずつリリースされているようです。
まあどっちも普及していませんけどね・・・

DVD-Audioは以前書いたので、今日はSACDとPCについて。


DVD-Audioと違ってSACDをPCで再生するのは不可能です。
SACDに対応しているDVDドライブなんて恐らく存在しないと思います。
ドライブで読み込めないわけですから、PCのHDDにデータとしてコピーするのも不可能です。

ですが、多くのSACDは普通の音楽CDのデータを搭載しています。
SACDが再生できなくても普通の音楽CDが再生できるなら聞けますよ!ってことです。

SACDにはSACD層とCD層を両方詰め込むことができます。
これをハイブリッドとか言います。
ハイブリッドと書かれていないSACDは、SACD対応プレーヤー以外では音が出ません。

SACD非対応プレーヤーの場合、CD層が読み込まれるわけですから、音質は普通の音楽CDとほぼ同じで、SACDの音質ではありません。
その音楽CDデータを再生しているのに、SACDデータを再生しているのだと勘違いしないように注意してください。

PCのDVDドライブでも、この音楽CDのデータは読み込めますから、MP3を作ることもできます。

しつこいぐらい書きますが、PCのDVDドライブで読み込まれるのは音楽CD層ですから、SACD本来の音ではありません。
勘違いしないように。

俺のプレーヤーは、SACDのSACD層とCD層のどちらを再生するか切り替えるスイッチが付いています。
ディスプレイを隠して、これをどちらが選択されているか分からなくなるほど連打するとブラインドテストができます。

あー、そういえばデジタルとしてコピーできなくても、SACDの音をアナログ接続でHDDに録音することはできるなあ。
SE-U55SX(W)などを使用してHDDに録音します。
その場合、SACDプレーヤーが必要となりますけど、それならそのプレーヤーで聞けばいいだけなんですけどねw
まあ今度やってみます。

コメント

  1. とっぽ より:

    できないと聞いてなんだか安心しました(笑)
    パソコンが違法コピーマシンに成り下がると音楽産業は衰退しますよ。絶対。
    普通にお金を払わないと聴けないシステムが維持されてる希有な例ですね。DVDやBlu-rayと違って、PCにドライブを搭載しなかったのが良かったんですね。

  2. まなみ より:

    PS3(初期型)にカスタムファームウェアを導入することにより
    SACDのリッピングは可能になりました
    Windows上での再生もできています

  3. Hyottoko より:

    PCではDSDからPCMに変換して再生せざるを得ない場合が大半っぽいので、SACD完全再現は難しいようですね。
    まあ196khz/24bitでも良い音が出そうですけど。

    コルグのDSDに対応した機器を揃えればDSDで再生できるのでしょうか?

    初期型PS3は持っていませんし、高価なコルグの機器も買う気が起きないので、私自身は今回のリッピング方式にはあまり魅力を感じません。

    DSDを簡単にPCで再生できればいいんですけど、現状ならPCにライン入力でSACDを録音したのでいいかなあと思ってしまいます。

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