「SACDがリッピング可能に」と「SHM-SACD1周年」

不人気な音質の話です。

以前、SACDのSACD層をPCで再生、リッピングするのは不可能というのを書きましたが、最近SACDをリッピングできるというツールが開発されたようです。
ただ、リッピングの条件として初期のPS3が必要です。
まあ検索すれば情報が色々出てくるんでここでは書きません。

ただ、リッピングしたとしても多くの場合はDSDがPCMに変換されて再生されるようです。
PCMって何かというと、簡単に言えばWav、音楽CDやDVD、Blu-Rayなどの音声形式です。
DSDはSACDの形式で、一般的なPCでDSDを再生するのは至難の業、まあ機器を揃えればできるようですが高額な投資が必要なようです。。

それで、大半のケースはDSDをPCMに変換して再生するしかないようなのですが、DSDをPCMに変換してしまうと失われてしまうものがあるという説があります。
それが本当かどうかは私には良くわかりません。

まあそういうわけで、今回開発されたリッピングでSACDを完全再現するにはかなりの投資が必要かもしれません。
私は初代PS3なんて持っていませんし、そこまで投資する気は起きないので今回のリッピング技術はスルーします。

話は変わって、去年からリリースされたSHM-SACDが一周年を迎えたようです。
SACD SHM仕様(オフィシャルサイト)


繰り返し書きますが、私はSHM-CDを詐欺だと思っているような人間なんで、SHM仕様はどうでもいいです。
ロック界隈では死滅しつつあったSACDが再びリリースされ始めたことが嬉しいだけです。
シングルレイヤー効果もよくわかりません。

1年間続いたってことはそれなりに売れているんでしょうか?
ここまで続くとは正直言って思ってもいませんでした。
嬉しいですね。
今後も末永く続いて欲しいです。

私が購入したSHM-SACD

私が今まで買ったSACD SHM仕様です。
どれも従来のCDよりも良い音がします。
ただし、The WhoのMy Generationだけは従来のCDを持っていないのでなんとも言えません。

特にオススメなのはBlack SabbathのParanoid、Velvet Underground & Nico、The WhoのWho’s Next、Elvis CostelloのMy Aim Is Trueですかねえ。
従来のCDとの違いが顕著です。

中でも恐ろしいのはThe WhoのWho’s Nextです。
先日、UKオリジナルレコードを入手したんで聞き比べてみましたが、ほぼ同じ音質でした。

まあDSDマスタリングと、フラットトランスファーと呼ばれるイコライザーやコンプレッサーを極力かけないという方針が素晴らしいのであって、PCMでもある程度この音を再現できるのでは?という意地悪な疑問も浮かんでしまうんですけどw

それこそ、SACDをリッピングして生成したPCMと、SACDを聞き比べてみればハッキリしそうなもんですがw

何はともあれ、SACD SHM仕様はかなり良い音がします。
ライナーでも書かれている通り、CDは音が尖ってキンキンしているのが良くわかります。
SACDは悪く言うと音が籠もっていますが、厚みがあって良い音です。
アナログレコードに近い音って言うのが良くわかります。

これは素直にUniversalを絶賛せざるをえません。
良くやってくれた!

一番の難点はやはり1枚4500円という価格。
もっと安ければなあ。

新作で楽しみなのはBlack SabbathのMaster Of Realityです。
後はこれを機にRolling Stonesのアルバムを揃えてみようかな。

今後はそろそろ80年代のアルバムに期待したいです。
ニューウェーヴ系とかね。
それこそPILのメタルボックスとか。

まあ末永く続いてくれることを願っております。

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