コンニチハ、スティーブ・アルビニです。
俺はこの街で生まれた 生涯ここで暮らすだろう
この街では何もすることがない 生涯ここで暮らすだろう
何もすることがない だらだら暮らす
だらだら暮らす 壁を見つめる
お互い見つめ合って死ぬのを待つ
周囲に灯油がある 何かやらなければ
俺を燃やせ 灯油
(Big Black / Keroseneの歌詞より)
アメリカの小さな田舎町で退屈に暮らしていたら、Kerosene(灯油)で燃えたくなるんでしょうかねえ?
まあ私は大都会の東京に住んでいてもウンザリすることも多々あるんですが。
St. Vincentのアルバムは聞きましたが、悪くはないけど大絶賛するほど良くもないって感じでした。
だから彼女のライヴに行こうと思ったことはないんですが、ライヴ評で本人が客席にダイヴするというのを読んで「何だこの人?」と思った記憶があります。
まあSt. Vincentはそういう音楽じゃないですからねえ。
でも最近になってSt. VincentがBig Blackのカバーをライヴで披露していると知り、納得してしまいました。
サマソニでも披露したそうです。
Big Blackのカバーの演奏中にダイブをしているわけじゃないようですが、元々そういうダークサイドな人なのかなあと思ってしまいました。
カバーしているのはBad PennyとKeroseneです。
St. Vincent – Bad Penny / Kerosene [Big Black] (Bowery Ballroom, 5.22.2011)
そりゃあ本家の緊張感には足元にも及びませんが、なんか嬉しいですね。
でも観客の反応を見ていると、最近の「USインディのファン」はBig Blackなんて知らないのかなあと思ってしまいます。
時代は変わったなあと。
ある意味、真のインディバンドなんですけどね。
そもそもインディという言葉の意味も形骸化してしまいましたしね…。
最近じゃあローファイと危険度ゼロの優等生的キラキラサイケデリックを示す言葉なんじゃあないかと思うこともあります。
それでは本家本元の映像でも。
Bad Pennyのオープニングでは人が燃えています。
Big Black / Bad Penny
Big Black / Kerosene
コメント