コンニチハ、スティーヴ・アルビニです。
未来はアナログ支持者のもの。くたばれデジタル。
今日はとても長いです。
CDの裏ジャケットやCDの盤面でたまに見かける「AAD」という表記をご存知でしょうか?
これはNirvanaのNevermindの裏ジャケです。
AADと書かれているのがわかると思います。
このAADって何でしょうか?
面倒だ 信じてしまおう Wikipedia で行きますが、今日はちゃんと他の情報も見て回りましたから信じても大丈夫でしょう。
Wikipediaのコンパクトディスクによると、「最初の文字は「レコーディング方式がアナログかデジタルか」、2番目の文字は「マスタリング方式がアナログかデジタルか」、3番目の文字は、「最終的な商品であるその録音メディアの記録方式がアナログかデジタルか」を表す。」とのこと。
NirvanaのNevermindの場合、レコーディングもマスタリングもアナログ、メディアはCDだからデジタル、だからAADってことになります。
まあCDである限り、最後は全てDになるんですけどね。
このAADは先日昔の作品から「当時の音」が失われる瞬間で書いたStoogesのRaw Powerのようなパターンらしいです。
アナログレコード向けに製作したマスターテープをそのままCDに適用すると音が悪くなると。
NirvanaのNevermindもアナログレコードの方が音が良いんですかねえ?
持ってないからわかりません。
古い作品のADDはデジタルリマスター盤、DDDは全てデジタルという今どきのパターンだそうです。
まあ大衆ポップスなら99%はDDDっぽいですが、最近のバンドはどうなんでしょうねえ?
アナログが好きっていうミュージシャンも多そうですからね。
Sonic Youthあたりは未だにAADじゃないかなあ。
アナログ至上主義者といえばスティーブ・アルビニ先生。
80年代インディ盤だけにAADという表記は無いですが、何やらFで始まる言葉が表記されています。
the future belongs to the analog loyalists. fuck digital.
(未来はアナログ支持者のもの。くたばれデジタル。)
ちなみにSongs About Fuckingのアナログレコード盤にはそんなこと書かれていません。
Songs About FuckingのCDの盤面には以下のように書かれています。
写真は光の反射が酷くて撮影できなかったので無しです。
持っている人は実物を見て下さい。
this compact disc is made from analog masters recorded without noise reduction.
half the tracks, in fact, were recorded in a dismal, cheap basement eight-track studio with puddles of water on the floor.
digital technology will now faithfully reproduce those noisy, low-fi, unprofessional masters for you at great expense.
feel stupid yet?
このCDはノイズリダクション(雑音除去)無しでレコーディングされたアナログのマスターから製作された。
トラックの半分は、実際のところ、床に水たまりのある陰鬱で安っぽい地下室の8トラック・スタジオでレコーディングされた。
デジタル・テクノロジーは莫大な費用のもと、それらのノイズ、ロウファイで素人っぽいマスターを正確に再生するだろう。
それでもまだバカにするのか?
何やら嫌みったらしく書いてありますが、まあデジタル・テクノロジーに宣戦布告しているんでしょうね。
Songs About Fuckingといえば、最近Kid606という人がSongs About Fucking Steve Albiniをリリースしました。
ジャケットが面白くて笑ってしまいました。
メガネの男はアルビニ先生でしょw
面白いですね、笑えません?
Kid606がアルビニ先生を尊敬しているのか、バカにしているのかは解釈が難しいです。
音楽性はアンビエントと呼ばれているようです。
Kid606のmyspace
Wikipedia Songs About Fucking Steve Albini
次回はShellacのアナログレコードの写真を載せようと思います。
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