SHM-CDは高音質だと感じられなかったので、最近は情報を追っかけていませんでした。
まあ最後に知ったのは、従来の音源と比較不可能な形でリリースするという卑劣な方法でしたけど。
例えば、Rolling Stonesのアルバムが最新2009年リマスターをSHM-CDで再発!とか言われても、リマスター前のアルバムを所持している人は聞き比べができないわけです。
マスターが違うんですから、SHM-CDであろうが従来のCDであろうが音が違って当たり前。
中にはその音質の違いをSHM-CDの効果だと思ってしまう人も少数ながら存在するでしょう。
卑劣な商売だなあと思っていました。
そういうわけでSHM-CD系統のメディアとは距離を置いていたんですが、今度は面白そうな商品をリリースするようです。
その名もSHM-SACD。
以下のリンクのニュースがソースです。
ユニバーサルミュージック、高音質SACD「SA-CD SHM」 -AV Watch
SHM-CDはメディアとしては従来の音楽CDとなんら変わりないです。
ただ光が良く読み取れるから良い音するよってだけ。
SACDはメディアの性質上、従来のCDとは全く違いますし、科学的にCD以上の音が出ます。
ただしそれを体感できるかは別問題ですが。
今度は、その光が良く読み取れると自称している技術をSACDに適用するようです。
意外に思われるかもしれませんが、私は良いことだと思いますw
もちろん光がよく読み取れると自称している技術はどうでもいいんですが、SACDが再びリリースされることについてです。
クラシックやジャズ界隈は良くわかりませんが、ロック系だと全くダメでしたからねえ。
ただ今回はSACDを普及させる効果はなさそうです。
記事によると「SACDとCDのハイブリッドではなく、SACD層のみのシングルレイヤー型を採用」とあります。
ハイブリッドについては過去になんかも説明したので省略しますが、SACD層のみということはSACDプレーヤーがないと聞けませんし、PCでも読み込めずMP3も作れないので不便です。
つまり、本当に音質を追及している人にターゲットを絞っているわけです。
今のところロック系だとRolling Stones、The Who、Velvet Undergroundに目が行ってしまいます。
StonesのSACDはベスト3枚組を中古で買ったばっかりなんですけどねえ。
そんなわけで、SACDが再びリリースされることには期待していますが、1枚4500円は高すぎ・・・
それにSACD層のみってことはCD層との聞き比べをできないようにしてるんじゃ?という意地悪なことも思ってしまいます。
そもそもSACDだけじゃなく96khz/24bitなどの高音質モノは、本当に高音質だと感じられるのか?という疑いもw
実際にブラインドテストをしてみると、思ったよりも差はないですし、正直に白状しますと判別できなかった音源もありました。
私のオーディオ機器はミドルクラスなんで、もっとハイスペックなら違いが顕著なのかもしれません。
まあその辺のことは機会があれば書いてみましょう。
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