Foo Fightersの新作とアナログレコーディング

コンニチハ、矢沢永吉です。

Pro Toolsを使用してみて、その音が好きになれず、「ロックンロールはアナログレコーディングと同義である」と悟りました。
それでとっくの昔に生産終了しているStuderのMTRを探させてカネに物を言わせてゲットしました。(ゼロ年代、製作現場ではなにがおこっていたか?(J-POP論最終回)から要約)

この話は本当なのは確かではありません。
まずは矢沢永吉とは関係ないことですが、Foo Fightersの新作のリリースが近いようです。
まあ正直言って最近のFoo Fightersはレッチリほどではないにせよ、ちょっと退屈なスタジアムバンドって気がしていました。


Echoes, Silence, Patience & Graceは悪くはないんですが、刺激不足というかマンネリ化というか。
In Your Honorでアコギにトライしたから、次は王道Foo Fightersからは脱却するのかなあとも思っていた記憶があるんですが…

新作ではクリス・ノヴォセリックやボブ・モウルドを招いて製作されたようですが、どうですかねえ?
期待しています。

ところで、Foo Fightersの新作は完全にアナログレコーディングらしいです。
フー・ファイターズ、新作は純度120%のアナログ・ロック作

レコーディング用に改造した自宅のガレージはNMEの動画で見ることができます。
Dave Grohl – Exclusive Studio Tour video

これを見ると、型番まではわかりませんがMTRはSTUDER社のようですね。
矢沢永吉がカネに物を言わせて購入したといわれるヤツですw

最近はPCで気軽にデジタルレコーディングできるようになり、プロとアマの機材の差がなくなってきたとか言われることがあるようです。
Pro Toolsを使用している方も多いのでしょうか?
特に日本はデジタル大国って感じですから。

アナログレコーディングってカッコいいなあと思っても、昔と違って高価ですから、それこそFoo Fightersや矢沢永吉のように金を持っていないとできないんでしょう。

オープンリールのアナログMTRもピンキリで、STUDERのは中古で800万円で売られているページなんかもありますが、安いのを入手してもテープも高いし、古い機器だから修理するにも部品がないなどと、いろいろ大変そうです。

ミキシングもアナログでやるとなると更に大変でしょう。
日本で全部アナログでやれるスタジオってあるんでしょうか?
アメリカならそれこそスティーヴ・アルビニのスタジオへ行けばできるでしょうw

ゼロ年代、製作現場ではなにがおこっていたか?(J-POP論最終回)に書いてある山下達郎のインタビューは非常に興味深いです。
アナログでしか出せない音ってあるようですから、そういうこだわりは格好いいですね

ですからFoo Fightersのニューアルバムのアナログサウンドは楽しみにしています。
まあ試聴できるようですがまだ聞いていません。
試聴せずにレコードを買おうかな。

ただ、上のリンクの山下達郎のインタビューは少し前のものです。
最近のPro Toolsは「アナログの音」まで出せるようなことも聞きますが、どうなんですかねえ?

本当に技術の進歩って恐ろしいです。

コメント

  1. VWQ より:

    こんばんは。
    今ではアナログレコーディングが、デジタルレコーディングより金がかかるんですね・・・
    本物のローファイサウンドを作るにも敷居が高いという事なんでしょうか・・・そう考えると、ローファイの定義も変わってきますかね(苦笑

    それはそうと、僕もFoo Fightersの新譜は楽しみです。あんまり余計な事は考えないで、純粋に聴きたいと思ってますが、やっぱりあれから20年という事も、考えずにはいられませんね・・・
    別にリアルタイムで聴いていたわけでもないんですが(苦笑
    とにかく、期待してます。

  2. Hyottoko より:

    ヤフオクなんかではAKAIのオープンリールが手頃な値段で売られていたりしますが、PCでデジタルレコーディングする方がはるかに簡単なんで、わざわざ手を出すアマチュアなんていなさそうですよね。

    デジタルでも4トラックMTRは存在するようですが、やっぱり80年代から90年代の素朴な音とは違うと直感的に思ってしまいます。

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