(NirvanaのNevermindで)何かが起きているのは感じてた。
客層がヒップなアングラだけだったのが、体育会系(ジョックス)も目立つようになってね。
そこで初めて妙な気分がしたな。
俺らの音楽を馬鹿にしてたヤツらだろ?(デイヴ・グロール バックアンドフォースから)
字幕ではジョック(Jock)のことを「体育会系」訳していますが、その一言では言い表せない意味があるんで、知らない人はWikipediaのジョックでも読んでください。
日本でも学校では「クラスの人気者」っているでしょ。
それにある程度の階級みたいなのはあるでしょう。
今の学校はどうだか知りませんけど。
極端な話、「クラスの人気者」が神聖かまってちゃんなんかを聞いていたらおかしいわけで。
話を戻して、Foo FightersのBack And Forthについてです。
Foo FightersのBack And Forthのオフィシャルサイト
劇場には行っていませんでしたが、先日WOWOWで放送していたんで見てみました。
最もインパクトがあったのがバンド内の人間関係です。
昔のFoo Fightersといえば頻繁なメンバーチェンジを繰り返していましたが、その辺りの事情が本人たちの話から明らかにされているのが興味深かったです。
特に結果的に実力不足で脱退することになった初代ドラマーのウィリアム・ゴールドスミスは気の毒な気がします。
デイヴに「レコーディングでは俺が叩く。ライヴでは君が叩いてくれ。」って言われちゃあねえ・・・
でも、バンドは仲良しこよしの場ではないからなあ。
これは2代目ギタリストのフランツ・ストールにも言えることですが。
3代目ギタリストのクリス・シフレットは、初代ギタリストのパット・スメアが戻ってきたがっていると聞いて自分が切られるのではないかと疑ったり。
デイヴがQOTSAのアルバムとツアーにドラマーとして参加したことについて他のメンバーが快く思っていなかったりね。
後はテイラー・ホーキンスの薬物問題は意外でした。
ドキュメンタリーを見ていると、このバンドが少しずつ商業的に成功していったかがわかります。
今となってはIn Your Honorはともかく、Echoes, Silence, Patience & Graceの頃には、レッチリと同様に退屈で生ぬるいスタジアムアリーナバンドになってしまったと思ってしまうわけですが。
ウェンブリースタジアムなんかでやるなっつーのって感じです。
ウェンブリースタジアムはサッカー場ですが、コンサートにも使用されることもあって、8万人ぐらい入るのかな。
それで今年リリースされたWasting Lightですが、かなり気に入っています。
真新しい音楽性ではありませんが、かつての爆発力を取り戻した感じが好きです。
やっぱりこういう王道ロックなら最近のバンドよりも昔のバンドを聞いていた方がしっくりきます。
例のアナログレコーディングの光景もドキュメンタリーに収録されていて、デジタルレコーディングと違って失敗の許されないアナログレコーディングということで、張り詰めた緊張感を感じられました。
まあこのドキュメンタリーはそのうちDVD化されるかもしれないんで、その時を期待して待ちましょう。
来日公演が決まったようですね。
関東は横浜アリーナなんで私は多分行きません。
フェスでもないのに大きな会場で見る気は起きません。
まあ横アリではRadioheadを見たことがあってそれなりに感動した記憶がありますがけど。
関東以外はZEPPなんで羨ましいです。
それにしても仙台にも行くとは気合が入っていると思います。
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