コンニチハ、Foo Fightersのデイヴ・グロールです。
人間らしいサウンドにしたかったから不完全な部分も入れたかったし、生々しいサウンド、Foo Fightersらしいサウンドにしたかったんだよ。
以前、俺たちの音楽をPro Toolsに入れて修正するような人と一緒にレコーディングしたときに、音程は完全に合ってるけど、良く聞こえすぎて俺じゃないみたいだって思ったんだ。
俺たちはみなパーフェクトじゃないからね。
そして俺は、それが好きなんだよ。
人間らしいパフォーマンスを入れるっていうのが、テープを使った一番の理由だった。(ロッキングオン2011年3月号)
以前、Foo Fightersの新作とアナログレコーディングというのを書きましたが、アルバムリリースが近くなってデイヴのインタビューが紙媒体にも掲載されるようになってきました。
案の定、デイヴがアナログレコーディングについても言及しています。
冒頭の引用はロッキングオン2011年3月号のもので、もちろんこれ以外にも色々語っていますし、レコーディングをした自宅のガレージの写真などもあるので気になる方は読んでください。
まあ、すぐに最新号じゃなくなりますし、もう本屋には置いていないかもしれませんけど。
こんなことを言われちゃあ、新作に対する期待は高まってしまいます。
デイヴはFoo Fightersの新作とアナログレコーディングで取り上げた矢沢永吉のようにPro Toolsを使いたくなかったようで。
Pro ToolsっていうのはDigital Audio Workstation(略してDAW)の一種です。
DAWのWikipediaによると「デジタルで音声の録音、編集、ミキシングなど一連の作業が出来るように構成された一体型のシステムを指す。」だそうです。
最近は、PCが高性能になったためアマチュアでも安値で高性能なPro Toolsを使用できるようになったようです。
だからプロとアマの差がなくなってきたとか言われています。
このブログには自宅でPro Toolsを使って音楽制作に励んでいる人がどのくらい見に来るのかはわかりません。
私自身はレコーディングとは無縁なんで使ったことはありません。
2000年代には、どこのスタジオにも置いてある業界標準のシステムになったようです。
Digital Audio Workstation(略してDAW)にはもちろんPro Tools以外のものもあるんですが、Yahoo知恵袋ではPro Tools以外のDAWもPro Toolsと呼ばれるほど、一般的でどこにでもあるほど普及しているようです。
まあ、Pro Toolsは全てアナログで製作する手法とは正反対なわけです。
別にPro Toolsが諸悪の根源だと言いたい訳じゃないですよw
音質なんて最終的に好みの問題ですし、創作活動には正解などありませんし。
作り手としてあなたはどういう音にしたいんですか?っていうのが重要なわけで、場合によってはPro Toolsを使うという業界の標準に縛られる必要はないでしょう。
デイヴ・グロールはPro Toolsの完璧な音から離れたかったようですし、矢沢永吉は好きになれなかったってだけで、創作活動は自由なものですから。
それに素人の私には、アルバムを聞いて「このアルバムはアナログレコーディングだ!」なんて判別不可能です。
アナログっぽいなあと思うことはありますけど、完全に判別するのは不可能です。
まあレコーディングしている当事者は比較できますから違いを痛感していると思いますが。
ただ、アナログレコーディングには音質以外にも影響をもたらすこともあるようです。
【D.W.ニコルズ・健太の『だからオリ盤が好き!』】 第19回 新春特別編 「僕らのアナログレコーディング」
このバンドの音楽は知らないんですけどねw
まあ何度でも録り直せるデジタルと違って、1テイク毎の緊張感が違い、それが演奏にも影響してくるようです。
Foo Fightersの演奏はどうなんですかねえ?
楽しみです。
試聴できるようですがまだ聞いていません。
それにしても15分しか録音できないテープが1本数万円もするそうで、やっぱりアナログレコーディングは高価だなあとw
やっぱり売れっ子じゃないと無理っぽいですね。
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