Smashing PumpkinsのAdore、2000年の来日、解散など

コンニチハ、ビリー・コーガンです。

同世代の罪の償いをしろと言われてる気がした。
カート・コバーンは自殺して、パール・ジャムはビデオ制作をやめてツアーもしなくなってきてた。
ホールはどうもハッキリしない。
そんな中でパンプキンズはツアーもしてアルバムも作ってた。
ところが、オルタナバンドとして頑張ってるってことで逆に罪を着せられたんだ。
それはないよね。
悪いのはジェネレーション全体だよ。
「アドア」はオルタナが世間の期待に沿わなかった失望感のはけ口にされたんだ。

アドアへの酷評だけが解散する理由じゃないけど、そこから気持ちが動き出したのは確かだね。（クロスビート2000年8月号）

2000年って、ついこの前のように感じるけど、もう10年も前なんですよね。
俺も歳をとったなあ・・・
今現在20歳の人は10歳だったわけですし。

この頃のスパパンはちょうど最後の来日公演をやっていました。
スマパンは突然解散したわけではなく、解散宣言をしてからツアーをやっていましたから。
俺は行っていません・・・
当然のことながら後悔してますけど・・・

これは最後の来日公演のレポ。
インタビュー同様にクロスビート2000年8月号の記事です。

会場は東京だと武道館と国際フォーラム。

ちなみにこのクロスビートの表紙はLimp Bizkit。
そうです、オルタナは負けたのですｗ

何でSmashing Pumpkinsが解散したかっていうと、Adoreへの酷評が原因の一つだと考えられています。
上のインタビューの他にも、ウチのサイトのオルタナ代表バンドの動向とオルタナの敗北にも似たようなことを書いています。

でも、それだけが原因じゃないようです。
解散から何年か経った後、ビリーが「バンドを解散させたのはイハだ。」との人間関係が破綻していたかのような衝撃的な発言もありました。
このインタビューでは2人で仲良く応じていますし、当初はそんなこと予想できなかったなあ。

今の若い人がスマパンのアルバムを一通り聞いて、Adoreをどう思うかは知る由もないですが、当時の海外のメディアは酷評していたようです。
メディアの酷評をリスナーが鵜呑みにするという悪循環をビリーは嘆いています。

日本のメディアは好意的だったんですけどね。
日本のメディアは基本的に酷評しませんから、バンドに嫌われることは少ないです。
それが長所でも短所でもあると思います。

AdoreはRadioheadで言うところのKid A、MetallicaでいうところのLoadですからねえ。
前作までのサウンドをバッサリと捨て去ったがゆえに物議を醸すという・・・
リリース当初が最も賛否両論が湧き起こります。

RadioheadのKid Aですら「変化し過ぎ」だといった日本のジャーナリストもいました。
PJ Harveyも頻繁にサウンドを変換させてきましたが超売れっ子っていうわけじゃなかったから、あまり物議を醸したという印象はないです。

まあ俺はAdoreは好きですけどね。

上に書いたように、俺は結局のところスマパンは見れず仕舞いだったんで、サマソニ2010に出演すると聞けば喜びそうなもんなんですが、イマイチ盛り上がりません。

オリジナルメンバーがいないっていうのもあるのかなあ。
ベースはダーシーは無理にしてもせめてメリッサにやってもらいたいところ。
メリッサは是非とも参加したいとか言っていた記憶があるんですが・・・

今やドラムのジミーも去ってしまいましたし・・・
イハはビリーとの人間関係が破綻していそうだから無理なのかなｗ

GNRの場合はアクセルがステージで怒りを爆発させてさえいれば、ある程度はGNRは成り立つっていう印象でしたが、スマパンはどうでしょうかねえ。

でも盛り上がらない一番の理由は、昔ほどSmashing Pumpkinsのアルバムを熱心に聞くことがなくなったっていうことです。
中にはどんな内容だったかすっかり忘れているアルバムもｗ
それに無料EPのこともすっかり忘れていました。

久しぶりにAdoreを聞いたらやっぱり良かったですけどね。
Zeitgeistはスマパン史上最もヘヴィで、酷評するほど悪くはないんですが、複雑な思いが交錯します。

まあこれからSmashing pumpkinsのアルバムをじっくり聞き直せばサマソニに向けて盛り上がっていくかもしれません。
ウチのサイトのSmashing Pumpkinsのページも修正しないとなあ・・・