Mudhoney (マッドハニー)

Mudhoney 24曲 (You Tube)

Mudhoney (マッドハニー)の概要

Green RiverやMelvinsの元メンバーが結成したバンド。

音楽性はメタルよりパンクの影響が前面に表れていて、歌詞は陰鬱だが他のバンドほどシリアスな雰囲気はなく、お馬鹿なノリを感じさせるものでライヴで凄そうな曲ばかり。

極端なまでに歪ませたギターと、The SonicsやStoogesを彷彿させる衝動的なサウンドが最大の特徴だ。

それでグランジだけではなくガレージパンクとしても語られることがある。

ビデオクリップではグランジブームを皮肉ってみたり、ヨーロッパのテクノブームを茶化した曲を書いたりと、ユーモア溢れる皮肉もこのバンドの魅力だ。

Green Riverでの活動歴もあり、80年代のシアトルでは知られたバンドであった。

特にヴォーカルのマーク・アームはシアトルでは憧れの存在だったようで、カート・コバーンも彼を尊敬した一人だ。

マーク・アームが80年代のファンジンの中でグランジという言葉を始めて使ったという説があるが真相は不明。

グランジに関するインタビューはグランジとは?を読んで欲しい。

SUB POPの商業活動を参考にして欲しいが、メロディ・メーカー誌のジャーナリストが89年にシアトルを訪れた際、Mudhoneyのライヴに最も衝撃を受けたという話もある。

このことはシアトルが注目を浴びる重大な出来事であった。

Sonic Youthと企画したお互いの曲をカバーし合うというシングルで、シアトルだけでなく全米のインディシーンで一躍有名となり、シアトルとSUB POPを代表するバントとして君臨するようになった。

絶大な支持とは裏腹にメジャーレーベルにはあまり興味がなかったようで、SUB POPと友達的なノリで長らく活動していた。

しかし92年には、SUB POPとの金銭トラブルから”シアトル最後の大物”としてメジャー・レーベルに移籍した。

これといった大ヒットに恵まれず、98年の5thアルバムTomorrow Hit Todayを最後に再びSUB POPに戻り、2009年現在もバンドは活動中。

SUB POPは設立20周年をむかえ、ほぼ同時に結成されたMudhoneyも結成してから20年が過ぎた。

多くのシアトルバンドが消え去ったがMudhoneyは生き残っている。

Sonic Youthと同様、大ヒットすることに興味を持たずに活動してきたからこそ20年以上も続けてこれたのだろう。

2008年にリリースされたThe Lucky Onesというアルバムタイトルには、日本盤のライナーによれば「この20年間、自分たちがやりたい音楽を続けてこられたことに対してもラッキーだという意味も込められているんだ。」とのこと。

関連リンク

Mudhoney (マッドハニー)のアルバム紹介

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