コンニチハ、SUB POPのフォトグラファーだったチャールズ・ピーターソンです。
ニルヴァーナの最大の功績はアンダーグラウンドの世界に光を当てた事だ。(クラシック・アルバムズ : ネヴァーマインド
から引用)
4年前に書いたNirvanaのNevermindの過大評価論と全く同じ始まり方ですが、年々この過大評価論が強くなっていると思う今日この頃です。
私が若いころにはこうなるとは思いもよらなかったですけどね。
グランジという音楽用語と自殺に関するストーリーが毛嫌いされんじゃないかと思っています。
まあ世間一般的に名盤とされているのには必ず過大評価論が付きまといますし、私もそう思うアルバムはたくさんあります。
今日は前から書こうと思っていたNirvanaのロックの殿堂入りの演奏パフォーマンスについて。
5か月前の話なんでかなり今更ですけどね。
続きを読む >
コンニチハ、クリス・ノヴォゼリックです。
(カートがIn Uteroの2013年ミックスを気に入ると思うかという問いに対して)
それは分からないなあ。それは分からない・・・
でも俺は気に入ってるよ。(ロッキングオン2013年11月号より)
Twitterに書いたNINのライヴですが、結局熱が上がったんで行きませんでした、最悪。
今日は去年から書こうと思って先延ばしにしてきたIn Uteroの2013年リマスターとリミックスの音質についてです。
続きを読む >
前回の記事から一ヶ月も開いてしまいました。
なんだかやる気が出ませんでした。
今更ですが前回の予告どおりNirvanaのIn UteroのUSオリジナルレコードについてです。
DiscogsのIn Uteroの一覧
色々ありますね。
中には本当に存在するのかよ!と言いたくなるものもあります。
以前も書きましたが、レコードの場合はレコードの型となるラッカー盤が変われば音も変わってしまいます。
「リマスター」との宣伝文句がない再発盤もオリジナルとは音が違います。
まあ音の違いが大幅なのか小幅なのかはケースバイケースですが。
続きを読む >
コンニチハ、1993年のIn Uteroのサウンドについて語ったカート・コバーンです。
そしてマスタリングではいちかばちか賭けてみることにした。
正直言って、マスタリングって最後の最後にテープからレコードに移植する単純な作業だと思ってたんだ。
ところが実際にスタジオに行ってみたら、その段階でもヴォーカルを希望通りに取り除くことができるって言うじゃないか!
びっくりしたよ。
まるでリミックスと同じなんだね。
結局ベースに少し高音域を与え聞こえるようにして、ヴォーカルも上げてちょっと圧縮したら問題は無事解決したよ。
正しい選択をしたと確信している。
そして今はアルバムに100%満足している。
変えたい部分は何一つない。 (カート・コバーン / クロスビート1993年10月号)
昔はマスタリングは微調整という認識でしたが、この頃からマスタリングでミキシングに匹敵するほど音質を変えることができたんですねえ。
前回書いたMy Bloody Valentineの記事は主にTwitter上であちこちからリンクを貼られ、想像以上に大事になってしまったんで驚きました。
このブログは普段は1日500人ぐらい訪れますが、そのときは1日1000人以上も来ましたからねえ。
さすがにマイブラともなると注目度が違うのかなあと思いました。
ビビリはしましたけど、これで音圧主義も変わってくるかもしれないという希望が持てる出来事でした。
今日はNirvanaのIn Uteroについてです。
続きを読む >
コンニチハ、Sonic Youthのサーストン・ムーアです。
(ユー・ノウ・ユー・アー・ライトの)PVって終始カートの映像しかなくて、ちょっとがっかりしたんだよね。
ニルヴァーナと仕事したことある人ならだれでも言うと思うよ、「ニルヴァーナは正真正銘のトリオだった」って。
確かにカートの歌声、彼の発するオーラは特別だったと思うけど、あの3人が集まったときに生まれるエネルギーは別格だったよ。
それがあのPVには全く反映されてなくて・・・
クリスとかもさ、凄いヤツなのに。
だけどニルヴァーナの魅力って、やっぱりカートにあるんだろうね。
何しろ一つの世代を完全に虜にしてしまったんだから、カートの歌声は。 (ロッキングオン2003年5月号から引用)
やっと届いたNirvanaのNevermind 20th Anniversary Deluxe Edition。
詳細はユニヴァーサリーのNirvanaのディスコグラフィのページで。
まだディスク1の最新リマスターしか聞いていないんですが、まあその感想でも。
結論を言ってしまえば最悪、ニルヴァーナ=カート・コバーン・リマスターです。
続きを読む >
コンニチハ、音楽ジャーナリストの増田勇一です。
なぜ僕が自腹渡航してまでカートと話をしたかったのかを話しておきたい。
そう、今なら活字にしてもいいだろう。
あの時、僕の「カートにインタビューしたい。」というワガママに、レコード会社も編集部も予算を使える状況ではなかったのだ。
要するに、日本ではネヴァーマインドの売上が、ロクに見込めていない状態だった。
しかしそれも当然といえば当然の事態。
何しろアメリカ本国での商業的成功すらアルバム発売時にはまるで期待されていなかったのだから。
(中略)
当時の僕はフリーランスではなく、BURRN!編集部に在籍していた。
ヘヴィメタル専門誌である。
つまり、ニルヴァーナの、カート・コバーンの日本初直撃インタビューは、こともあろうにメタル誌に掲載されたのである。
何が言いたいかといえば、当時、いかにこのバンドに対する業界の「喰いつき」が鈍かったかということだ。(THE DIG No.25から引用)
今日はTwitter上での予告どおり、NirvanaのNevermindがリリースされた当初、日本ではどのように報道されていたのか書いてみようと思います。
ブログはネタ切れですから最後の切り札を出します。
久々に「研究」したんで疲れましたw
Nevermindのリリースは1991年9月24日ですが、日本盤は少し遅れて11月7日にリリースされたようです。
続きを読む >
そういえば今年は2011年だから、1991年にリリースされた傑作たちが20歳を迎える年だったなあと思う今日この頃です。
まあPrimal ScreamのScreamadellicaぐらいしか20周年記念盤をリリースしていませんけど。
NirvanaのNevermindには20th anniversary editionがリリースされるとの噂があるようです。
20th anniversary edition of Nirvana’s ‘Nevermind’ set for September release
本当にリリースされるのかは定かでは無いですが、個人的にはライヴ映像と音源ぐらいしか興味が持てないです。
これ以上レアな音源を聞いてもしょうがない気がしますし、噂の記事にはリマスターの記述はないですが、仮にリマスターされたとしてもORG盤の音質を超えるとは思えませんし。
Nevermindの話はこれぐらいで、今日はIncesticideのORGリマスター盤の紹介です。
続きを読む >
以前、Nirvana / Nevermindのリマスター盤の紹介(2009年ORG盤)というのを書きましたが、このORG盤の音質が素晴らしくてとても感動しました。
通常のCDなんて聞いていられないほど良かったです。
そういうわけで、In UteroのORG盤も欲しくなって探していたんですが、最近ようやく見つけることができました。
In Uteroもリマスターを期待している人が多そうですよね。
Nevermind同様、現在までリマスター盤は2種類存在します。
続きを読む >
以前、MFSL盤とかORG盤とか世間一般では高音質と言われているものを取り上げました。
MFSLもORGも、オリジナルアナログマスターを独自にリマスターして販売している会社です。
まあ人気がない話題なんですが、さすがにNirvanaを取り上げると関心を持つ人が多いような気がします。
以下、以前の記事の一部
Nirvana / Nevermindのリマスター盤の紹介(2009年ORG盤)
Metallica / Master Of PuppetsのMFSL盤
PixiesでSACDのSACD層を96khz/24bitのWAVでアナログ録音
ただ、こういう高音質盤と呼ばれるものは本当に高音質なんでしょうかねえ?
そういうわけで、違いがわかりやすいように聞き比べてみました。
続きを読む >
コンニチハ、Pavementのスティーヴ・マルクマスです。
Smashing Pumpkinsだけでなく、売れた後のR.E.M.も嫌いです。
ウチのサイトは放置状態になりつつありますが、次の修正はPavementのページにしようと思います。
Pavementについては今まで色々書いてきましたし、でも他にブログに書くネタがないんで、今日は人間が大好きな悪口w
Range LifeのSmashing Pumpkinsばかりが注目され、Stone Temple Pilotsすら霞んでいる感がありますが、実はR.E.M.について皮肉っぽく歌っています。
続きを読む >