THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの2025年のレコードの音質(SABRINA2枚とWonder Style)

SABRINA HEAVENのクレジット アナログ・レコード

2025年内に記事をアップしたかったのですが年を越してしまいました。長かったTMGEの2025年のレコードの音質についての記事も今回が最後です。

このバンドに関してだけのことではないですが、当時制作していた方々は良かれと思ってやっていただけであって、後の時代で「音圧主義に毒された・・・」だの批判されるとは想像すらしなかったのだろうなと思う今日この頃です。まあ日本ではLoudness Warに関する批判記事はあまり見かけないイメージがありますが。

サウンドを手がけたからにはそれについて称賛や批判されるのは当然のことではあります。

SABRINA HEAVENですが、以前から書いているようにこのアルバムのCDでは音圧主義的キンキンサウンドから撤退しています。理由は不明ですが、レーベルを移籍してエンジニアの方が変わったのが大きかったのではないでしょうか?

音楽性も衝動性が強かった以前とはかなり変わってきましたし、こういうサウンドがベストだと判断したのかもしれません。音楽性としては評判はよくないのでしょうか? ジプシー・サンディーなんかは私はシングルヒットしてもおかしくないと思いますけど、シングルカットされたわけではなく。

ともあれ、音圧戦争真っただ中の2003年にこのサウンドでCDをリリースしたのは今にして思うと勇気のいるすばらしい決断だったと思います。「こもっている、音が小さい」と非難されてもおかしくないですから。

そういうわけでSABRINA HEAVENからジプシー・サンディー。今回紹介する3作品はオリジナルレコードを持っていないのでCDとの比較となります。

ジプシー・サンディーの波形

予想外にも音質には大きな違いがあります。なかなか評価が難しい好みがわかれそうなサウンドです。こもっていて低音が強いのは意外なことにCDです。ですが2025年のLPが薄っぺらい貧弱な音でもなければキンキンサウンドというわけでもないです。確かに低音が強くないので高音が鮮明ですけど不自然でうるさいものではありません。

言葉で表現するのは難しいのですが、CDの低音は不自然で人工的な印象を受けますし、全体的なバランスという面から私は2025年のレコードに軍配を上げます。だた、上述したように2003年にこのサウンドでリリースしたCDを非難したくはないです。

続きましてSABRINA NO HEAVENからデッドマンズ・ギャラクシー・デイズ。

デッドマンズ・ギャラクシー・デイズの波形

ジプシー・サンディーと同じような印象です。ですがこの曲では音圧主義的に飛んでくるような感じはCDの方が強く感じました。低音は強くてこもっているのですが、何かしら違和感を覚えてしまいます。聞き比べてみると不自然というか人工的というか・・・。

というわけで私としてはSABRINAの2枚は2025年のレコードはよい音がすると思います。

最後にWonder StyleからMashmallow Monsterです。

Mashmallow Monsterの波形

予想外にも、このアルバムも「CDの方がこもっていて低音が強いけど悪い意味でうるさく聞こえる」という印象を受けました。ただこれは上の2曲以上にCDのサウンドが音圧主義的なものに感じます。これも低音は強いのですが音が飛んでくる感が強くてダメですね。人によってはレコードの方が貧弱な音なんでしょうが私はレコードの音の方がマシです。「マシ」だと書いたのは元がキンキンサウンドなんでレコードの音も私はあまり好きではないので、おススメはできません。

とういわけで、TMGEの2025年のレコードの音質についての感想は今回で終わりです。あらためて思うのは、以前にも書いたかもしれませんが、一度はスティーヴ・アルビニに録音してもらうべきだったと。相性はよかったと思いますけどね。

以前の記事はこちら。

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