Soundgarden / King Animalの感想

コンニチハ、Soundgardenのクリス・コーネルです。

約束して欲しいんだ
すぐに俺を殺してくれないか(Black Saturdayの歌詞より)

先日、Soundgardenの新作King Animalがリリースされました。
今日はその感想です。


以前書いたように、先行公開されたBeen Away LongとNon-State Actorを聞いて何だかなあと思ってしまいました。
Audioslaveほどじゃないにせよ、普通の王道ロックって感じがしてしまいました。

でもまあじっくり聞けばSoundgardenらしさもあるじゃあないですか。
アルバム全体も予想以上に良いと思います。
特に気に入っているのは、Bones Of Birds、Attrition、Black Saturday、Rowingです。

King Animalは本当の「新作」だと思います。
特にメジャーデビュー以降は同じことを繰り返さずにアルバムごとに進化していったバンドですが、今回のアルバムもその流れを汲んでいます。
回顧主義に走って昔のサウンドを再現しようとして失敗しているわけではないです。

逆に言うと昔のヘヴィネスと暗黒世界を期待している人は聞かない方が良いと思います。
まあそういう要素もKing Animalから感じられる瞬間はあるのですが・・・

じゃあどういうサウンドなんだ?と言われても言葉で説明するのは結構難しいです。
王道ハードロックを昔と比べて明るく演奏しながらも、随所にSoundgardenらしさを感じさせていると言いますか。

Soundgardenの再結成を知らない人にクリスのソロだと言って聞かせたら、そのウソを信じてSoundgardenのアルバムだとは気づかれなさそうな音です。

歌詞は相変わらず暗いのが多いですが、政治的なのもありますし、世の中のことを歌っているようなのもあります。
対訳付きの日本盤をオススメしたいんですが、かの有名な国田ジンジャーさんの対訳なんで、よく下調べしてから購入を決心してください。
今回はまあ比較的マトモな訳だと思いますけど。

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