先日、デジカメでブログ用に写真を取っていたら途中でデジカメが壊れました。
まあ10年以上も前のものでしたからしょうがないかなあ。
というわけで写真日記は今回を最後にしばらくお休みです。
携帯のカメラでもいいんですが、私の機種は5年以上も前のなのでカメラ機能が弱いのでダメです。
今日はMetallicaのMaster Of PuppetsのMFSL盤。
先日クリフ・バートンの記事を書いていて、Master Of Puppetsもアナログで欲しいと思っていたことを思い出し、いろいろ調べてみたら、2008年にデビュー25周年記念としてMetallicaのアルバムがDELUXE Vinylとして販売されていたことを知りました。
リリース元はWarnerですが製作したのはMobile Fidelityです。
Master of Puppets – DELUXE Vinyl メタリカオフィシャルオンラインストア
帯には「あなたが聞いたことがないMetallica。」との宣伝文句が。
そんなに音がいいんですかねえｗ
ステッカーのアップ写真です。
このレコードはMobile Fidelityが特殊な方法で製作しました。
Mobile Fidelity Sound LabについてはPixiesのSACDで少し書いた記憶があります。
この会社は、オリジナルマスターテープを借りて独自の技術で過去の作品をリマスターして販売しています。
それを略してMFSL盤と呼びます。
一般的にはMFSL盤は高音質だと言われており、更にはほとんど限定販売のため、生産終了したもののなかには高額で取引されることもあります。
NirvanaのNevermindとIn Uteroなんかは今でも高額です。
ウチのサイト関連だと、Pixiesの3rdまでとBeckのSea Change、Faith No MoreのAngel DustがMFSL盤化されています。
Master Of PuppetsのようにレコードだけじゃなくCD盤もありますんで興味のある方はどうぞ。
Mobile Fidelity Sound Labのオフィシャルサイト
そんなMobile Fidelity Sound Lab社がMetallicaのMaster Of Puppetsをオリジナルアナログマスターテープを元にハーフスピードマスターで45回転用に製作したと。
ハーフスピードマスターっていうのは、マスタリングとカッティングを再生速度の半分の速度で行うということらしいです。
カッティングというのはレコードの溝を作る作業だと思っていいようです。
半分の速度だとどちらも高音質になるようですが、難しい技術のようです。
まあ私も良く理解できていませんｗ
レコードには33回転盤と45回転盤というのがあります。
1分間にターンテーブルが回転する回数を示しています。
ですから45回転の方が回転速度は速いです。
レコードは回転速度が早い方が高音質だと言われます。
理由は色々あるようですが、面倒だから書きませんｗ
ただし回転数が早い分、収録時間は短くなってしまいます。
だからアルバムで45回転というのは滅多にありません。
45回転はシングルが殆どです。
このMaster of Puppetsは2枚組で、片面に2曲ずつ収録されています。
曲が長いとはいえ、2曲聞く度にレコードを裏返して埃取りをしなければなりませんｗ
とまあ、長々書いてしまいましたけど、このMaster of Puppetsは音が良いというのが売り文句なのです。
実際の音質ですが、毎度おなじみの感想である「CDはレコードと比べて各楽器のアタック感が強くて悪い意味でうるさい。レコードはバランスが良くてまろやかな音。」というのは感じました。
後は音がクッキリしている気がします。
CDは少しこもっているかなあ。
それがMFSLによるハーフスピードマスターと45回転盤化の効果なのかは良くわかりませんｗ
帯の「Louder, Faster, Heavier」というのはハイプ（誇大広告）な気が…。
ネットで検索すると「最悪の音」という悪口で盛り上がっている英語の掲示板なんかが引っかかったりｗ
まあ個人的には、やはりアナログ特有の音を感じられたので気に入っています。
最後にジャケットの中の写真。
本当は盤の写真も撮ろうと思ったんですが、これを撮った後にデジカメが死にました…。
それにしても、限定盤なのに未だに売れ残っているとは…。
メタル界はアナログレコードの人気はないんですかねえ？
Master Of Puppetsの他にも色んなアルバムがMFSL盤化されているので、Metallicaファンかつレコード派の方はチェックしてみて下さい。
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