PavementのTerror Twilightは駄作なのか?

Twitterのブログ貼り付けが完了しました。
まだ使い方を完全には理解していません。
なんかサッカーに関するつぶやき専用にしてもいい気がしてきました。

まあ、「スタジオコーストなう。」とかは死んでもつぶやきません。
Twitter語に右へならえって感じでバカらしいと思ってしまいます。
逆に意地でも使いたくなくなります。

「いまスタジオコースト。」でいいじゃないかと、字数も同じですしね。
まあ言葉遊びみたいな感覚もあるのでしょうけど。

昨日はPavementのデラックスエディションを紹介しましたが、今日はPavementの仲間ハズレなアルバムについて。


Terror Twilightの日本盤

これはTerror Twilightの日本盤です。
ボーナストラックが入っているわけでもないのに大きく輸出禁止と書かれているのは、日本盤は他の国よりも先行販売されたからでしょう。
なぜ先行リリースされたのかというと、過去に日本国内盤の存在意義のどこかに書いたと思いますが、発売日に購入するような熱心なファンに輸入盤を購入させないためです。

話を戻すとPavementはアルバムを5枚リリースしましたが、ラストアルバムとなったTerror Twilightだけ2010年4月現在デラックスエディション化されていません。

どうもスティーヴン・マルクマスはTerror Twilightをあまり気に入っていないんじゃないかと思ってしまいます。
先月号のrockin’onでも「ベストアルバムに1曲しか選曲されていない」と突っ込まれていましたし。

Pavementの解散理由と再結成に関するニュース第2弾に書きましたが、「Bighten The Cornersの時点で既にクリエイティヴな面での僕とバンドの関係はとっくにピークを過ぎていた。」とかです。

他にも「誇りに思えるアルバムだけど、製作していてしっくりしなかった。」とも言っています。

だから私はこういう発言を鵜呑みにして「Terror Twilightは良くないアルバムなんだ。」と決め付けていた時期もありましたがw、実際はそんなことありません。
むしろTerror Twilightを最高傑作だという人も多いと思います。
本人が気に入っていようがいまいが、駄作どころか良いアルバムです。

Pitchforkあたりがチヤホヤしている、所謂「ローファイなインディポップ」に最も近いアルバムだと思います。
初期のようなノイズから離れたのが大きいと思います。
Folk Jamなんかを聞くと、今をときめくVampire Weekendの1stを思い浮かべてしまいます。
誤解されるとあれなんで書いておきますけど、Vampire Weekendの1stは好きです。

まあ最近のそのようなバンドとは音楽性が異なる部分も多いのですが、久しぶりにTerror Twilightを聞き込むと、このアルバムを聞いていた方が良いですし、これは凄い影響を与えたんじゃないかと思ってしまいます。

脱ローファイと言われることもあるようですが、サウンドはハイファイにできるけど歌声を急に豹変させるなんて不可能なのでスティーヴン・マルクマスは相変わらず脱力的です。
だから私はTerror Twilightで脱ローファイしたとは思いません。

Pavementの最高傑作を選ぶのはどれも良いので難しいところですが、やっぱりBrighten the Cornersが一番好きかなあ。

先月号のロッキングオンでは「過渡期」だとか「バンドとしてというよりは、スティーヴンのソングライティング能力にしかバンドを存続させる動機が見えなくなった」とかレヴューされていた記憶がありますけど・・・

まあTerror Twilightも良いアルバムなんでデラックスエディション化して貰いたいです。
2002年にSlanted and Enchanted、2004年にCrooked Rain, Crooked Rain、2006年にWowee Zowee、2008年にBrighten the Corners、こんな感じで2年周期でデラックスエディション化されてきたので今年は期待できそうです。
Terror TwilightのWikipediaには”According to Matador Records the 2 disc re-release of the album will be in 2010.”と書かれています。

Wikipediaの情報は信憑性に疑問が残りますが期待したいですね。

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