コンニチハ、ジョン・フルシアンテです。
「Mother’s Milkはプロデューサーのコンセプトに流されて、無理やり嫌々プレイして製作したクソアルバムです。」
今日は前々回、少し話題に出したJohn Fruscianteについてです。
これまたクロスビートでソロアルバム”The Empyrean”をリリースしたって知ったんですが、ジョン・フルシアンテのソロって2枚ぐらいしか聞いたことがありませんでした。
たくさん出しすぎw
いい機会だから聞いてみようと思ってThe EmpyreanのMP3を買ったんですが、予想以上に良いです。
電子音があり、クラシック楽器も入っているし、ギターの音色も良いし、ジョンの歌にも味がある。
言葉で説明するのは難しいですけどねw
興味のある方はMySpaceあたりで聞いてみて下さい。
The Empyreanに収録されている曲は、Unreachableのみ試聴できます。
CROSSBEATのインタビューを読むと、Red Hot Chili Peppersでの活動が嫌になっているんじゃないかと推測せざるを得ないような内容でした。
確かに、最近のレッチリは「何だかなあ」と思います。
Stadium Arcadiumは悪くはないんですがね・・・
ジョン復帰後の集大成といった感じでね。
ですが、「歌メロ路線に進みたいジョンとファンキーなフリーとの妥協点」というSnoozerの意地悪なレビューもあながち嘘じゃないと思えてきました。
集大成なだけに、逆に冒険不足なビッグサウンドって感じです。
悪くはないけど最近はほとんど聞かないな。
最近のレッチリはオルタナティヴとは言えないほどビッグになりすぎてしまった。
ビッグになると「大衆の期待」というしがらみが生まれるから、音楽的に冒険するのが難しくなるのは間違いない。
極端な例だと、Nirvanaが第2のSmells Like Teen Spiritを期待されたようにね。
Foo FightersだってアコースティックなIn Your Honourをリリースしたとき、「これで僕らは何でもできる!」と言っていましたが、最初から何でも好きなようにやればいいじゃん!と突っ込みたくなりました。
何で好きなようにできないのか?というと、バンドが一人歩きするほどビッグになってしまうと「大衆の期待」に縛られてしまうのでしょう。
ですから、RadioheadがOK Computer大ヒット後にKid Aをリリースしたのは凄いことだったんですよ!
クロスビートのインタビューでは、ジョン・フルシアンテはしがらみが嫌になっている印象を受けます。
「レッチリだとこういう風に曲を作らないといけない」みたいなね。
The Empyreanを聞く限り、ジョン・フルシアンテはもうレッチリを脱退してもいいんじゃないかとw
それほど素晴らしいアルバムですし、しがらみだらけの世界で活動するより良い音楽が生まれるでしょうし精神衛生上も健康的でしょう。
大衆の期待だけでなく、レッチリの面々で製作する音楽に限界を感じているのかもしれません。
レッチリではこれ以上は面白い音楽を製作できないと。
The Empyreanを聞いてStadium Arcadiumを思い出すとそう感じてしまいます。
だからレッチリは活動休止に入ったのでしょうが・・・
まあ全ては俺の推測ですけどw
でも、レッチリがこれ以上前に進めるとは想像し難いです。
退屈なスタジアム・バンドに成り下がっても悲しいですし・・・
コメント