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2007-10-17

映画”タクシードライバー”世間に対する鬱憤晴らし

最近、精神的に不調です。
次のサイト更新は90年代パンク繋がりでBad Religionにしますが、そういう訳で進んでいません。

社会に馴染めず一般人とのズレを感じながら生きてりゃ精神的に病むのは当然で、年に何回か極度に調子が落ちます。
とはいうものの、タクシードライバーの主人公に比べれば遥かに軽症ですw。

以前に少し書いた気がするけど、Toolの”10,000 Days”リリース時にメイナードが引き合いに出した映画です。
“地獄の黙示録やタクシードライバーのようにじっくり味わって欲しい”と。
メイナードのモヒカン&サングラスは間違いなくこの映画の主人公”トラヴィス”の真似。
Aenemaの“絶望的なLAは水で流すしかない”という歌詞も、トラヴィスの台詞を意識しているのでしょう。

あらすじはWikipediaamazonを参考にしてください。

トラヴィスはかなりおかしいです。
デートでポルノ映画に行っちゃうぐらいですからw

トラヴィスが銃を片手にテレビのドラマか何かを見ているシーンがあるんだけど、ドラマで男が女にフラれた瞬間トラヴィスがテレビをぶっ壊すのを見たときは、この人はかなりの重症だなあとw。

彼の鬱憤がたまる原因は女にフラれただけでなく、都会に対する怒りというか嫉妬のようのもの、繁華街で堕落する者に対する怒りもあるわけですが。

「腐敗しきった現代社会に対する怒りや虚しさ、逃れられない孤独感」は、銃で解決する方へ向かってしまうのです。
「アメリカ人は何でも銃で解決」、これもメイナードの言葉ですけどw

銃を使った過激な行動のシーンがインパクトあってね・・・俺は見ていて気持ち悪くなりました。
このシーンの”I’ll Kill You!”という台詞は何かの曲で使用されていた気がするけど思い出せない。

結果的に彼は悪者を退治したヒーローになるのですが、後味は悪いです(苦笑)。
彼が何故こういう行動をとったのか、彼の闇を理解している者は周りに誰もいない。

こういう鬱憤晴らしはとても肯定できるものではないですけど、奥が深くて考えさせられる面白い映画です。オススメ。
きっとDVとか銃乱射事件の犯人の心層にも通じるんでしょうねぇ。

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