今年は年寄りバンド、90年代組の活躍が目立つなあと思う今日この頃です。
最近、Queens Of The Stone Ageの…Like Clockworkを聞く回数が多いです。
Era VulgarisとThem Crooked Vulturesはそこそこ良かったものの、Songs for the Deafの商業的成功以降は迷走気味だという印象を受けていたんですが、ここにきて傑作を作ってくれたと思います。
当初はキャッチーで聞きやすいIf I Had A Tail、My God Is The Sun、Kalopsiaぐらいしか頭に残らなかったんですけど、よく聞くと全体的に本当に素晴らしいアルバムだと思います。
もうストーナー、浮遊感というよりも退廃美という言葉の方が似合うと思います。
この気だるさが美しいというか。
このアルバムのアナログレコードは3種類あります。
…Like Clockworkの通常盤レコード(リンク先はamazon)
…Like Clockworkの限定盤レコード(ジャケットが青)(リンク先はamazon)
一番人気はこのジャケットが青い限定盤です。
…Like Clockwork OLE-1040-1によると10000枚限定のようです。
Matadorのオフィシャルストアによると、Limited Edition Indie Exclusive LPs on two 150 gram discs playing at 45rpm and featuring an alternate blue colored cover. NOW SOLD OUT, available at indie record stores.
既に売り切れです。
限定盤という事を考えると、この青いジャケット盤が魅力的なんですけど、音質ということを考えると次に紹介するデラックス盤の方が良いです。
私はこれを買いました。
…Like Clockworkのデラックス盤レコード(リンク先はamazon)

シュリンクは既に破っちゃったんで少し見づらいですが、シュリンクに貼ってあったステッカーには180g重量盤、20ページのブックレット付き、MP3とFLACがダウンロードできるクーポン付きと書いてあります。
180g重量盤は音が良いとされています。
なぜ重いと音が良いんだと問われると私も外部から知識を仕入れたわけじゃないので明確には答えられません。
ただ経験上から思うのは、重いだけに振動をレコード針に通さないからでしょうか、ハウリングに強いと思います。
ハウリングマージンは通常のレコードよりも良い結果を得られることが多かったです。
まあ通常盤と青盤も150gということで、普通のレコードよりも重いんですが。

二枚組みなのでインナースリーヴも2組。
退廃的です。

見開きジャケットを開いたところ。
20ページのブックレットはジャケットと一体型です。

ブックレットにはイラストと歌詞が掲載されています。
これも退廃的。
CDは買っていないんでわかりませんが、恐らく同じようなブックレットが付いているのでは?
でもレコードの方がサイズは確実に大きいです。

MP3とFLACをダウンロードできるクーポン券はスクラッチ形式です。
写真はまだ削っていません。
それにしてもMP3だけじゃなくFLACもダウンロード可能なレコードは年々増えている気がします。
FLACはCD音質だと思って良いでしょう。
レコードにそのCDを丸ごと付けるというのは90年代にスティーヴ・アルビニがShellacでやりましたが、偉大な先人だったのかなあと。
去年のCalexicoのAlgiersもそうでしたし、今年はPrimal Screamもマイブラも。
レコードにMP3を付けるのはもう古いのかもしれません。
CDと同等のものを付けるのが当たり前になるのかもしれません。
Clockworkとは時計仕掛けとかゼンマイ仕掛けとかそういう意味のようです。
Like Clockworkだと(ゼンマイ仕掛けのように)正確に、自動的に、うまくいくとかそういう意味になるようです。
歌詞の中身が気になるところですが、日本盤の対訳を2000円以上払って入手するのはなんだかなあ・・・。
まあそういうわけで、Queens Of The Stone Ageの…Like Clockworkはおススメです。
退廃的で最高です。
コメント
こんにちは。
ブログ楽しく拝見させて頂いています。
QOTSAの新作、とても素晴らしいアルバムですよね。
客演が豪華なことで話題になりましたが、そんなこと気にならないくらいの会心の出来だと思います。
ジョシュはどの曲にどの人物が参加しているかクレジットしませんでしたが、正解だったと思います。
その方が主観を入れずに聴けますしね。
こんにちは、ブログを見てくださってありがとうございます。
ブックレットにFor Extended Credit – go to http://www.qotsa.comと書かれてあったのでチラリと見てしまいました。
でも見るまでは誰がどの曲に参加しているのかは聞いてもまったくわかりませんでした。