発展途上国が豊かになると日本が困る

何ヶ月か前に読売新聞に連載されていた食ショックについて書きましたが、また小麦が値上がりするそうですねぇ。
オーストラリアの干ばつだけが原因ではなく、「日本が買い負けた」と言う話も聞きます。

食品の値上がりの原因の一つには、新興国の経済発展にともなった需要拡大があるようです。
途上国が豊かになれば生活水準も上がる。
食べる物も豊かになる。
そして食料争奪戦が激化して値が上がる。

勿論、値上がりの原因はこれだけではないでしょうが。


発展途上国が豊かになると日本が困る

性格の悪い俺はこのような現実に対してニヒルな笑いが込み上ってしまいます。
俺も搾取する側だったんだなあと実感すると同時に、今度は追われる立場になるという皮肉を感じてしまいます。
こういう理由なら値上げもしょうがないかなあと思う反面、やっぱり値上げは嫌だという「俺の中の悪魔」が存在するのも事実。

国会議員の大先生や日本を動かしているエリート官僚様は、この現実に対してどういう舵取りをするんでしょうか。
食料争奪戦も裏で色々あると思いますけど、何か卑劣な手段でも取るのでしょうかw
外交なんてどこの国も自国の利益しか考えていないしね。
綺麗事なんてないんだろうな。

値上がりしているとはいえ食料を確保できているならまだいい。
問題は異常気象などで食料輸出国での生産量が激減したときだ。

自給率の低い日本が飢えるのは目に見えているわけで。
バブル後にさえ発生しなかった「食うに困る」という事態も充分考えられる。
こうなったら、なりふり構っていられないんだろうなあ・・・

最良なのは日本の自給率を上げることだと思うけど、急に上げるのは不可能でしょう。

途上国の発展で苦しめられた日本はどこへ向かうんでしょうかねぇ。

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