秋葉原の事件についての戯言

昨日の秋葉原の通り魔事件は衝撃的でした。
さっき仕事で中央通りを車で通りましたが、花が添えられているのが見えました。
実際に知っている場所でこういう事件が起きると現実味が湧いて恐怖が増します。

こういう狂った事件が起こるたびに思うのですが、犯人が映画タクシードライバーの主人公トラヴィスとダブって見える。
この映画は最近テレビで放送されたと聞きますが。


映画”タクシードライバー”世間に対する鬱憤晴らし

トラヴィスとの決定的な違いは普通の一般人を標的にしていること。
鬱憤の矛先が政治家や少女売春組織に向かっていったのとは全く違う。
誰でも良かったという無差別殺人ですから。

片方は映画とはいえ、この差は一体何なんでしょうか?

犯人を批判するだけだったら簡単だ。
最も重要なのは次の段階、マイケル・ムーアのボウリング・フォー・コロンバインのように、なぜこんな人間が出現するのか?考えることだと思います。
そしてその原因を解決すること。

簡単なことではないですし、原因はいくつもあるでしょう。
イジメやら競争社会やらテレビゲームの影響とか、人付き合いが下手とか、色々あるのでしょうが・・・

政治家とか一般的なメディアはそこまで突っ込んで社会を変えようとしないからなあ。
その場限りというか一時だけ原因を列挙して御終い。
過去に似たような事件が起きているのに、根本的な原因究明及びその解決がなされておらず、再び似たような事件が起きてしまったのは誰の責任なんでしょう?
政治家の怠慢だとしか思えません。

これじゃあアメリカの二の舞になる気がします。
過去にも似たような事件が起きているし、今後も起きる可能性が高い。

本当に日本のアメリカ化にはウンザリしてきます。
日本は銃の所持が認められていないのが唯一の救いだと思います。

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