ハイプ(過剰宣伝)や消費社会はウンザリ、The Dr●msはハイプ

テレビのCMや電車や街中で見かける広告を眺めていると、本当に大量消費社会って恐ろしいと思います。
まるで一日中「買え!買え!」と煽られているようです。

音楽に限らずハイプ(過剰宣伝)って恐ろしいですね。
この製品は凄いぞ!と宣伝してきますが、実際のところその製品にはテレビCMほどの性能はなかったりします。
シャンプーのCMの恐ろしいほど綺麗な髪とかね。


ようするに、見せ方に騙されてしまうんですよ。
学生時代の国語の教科書に、同じハンカチを「手ふき」というプラカードを立てて売り出すのと、「ハンカチーフ」というプラカードで販売するのでは、売上が全く違うという文章が載ってた記憶がありますが、まあそんなもんですよ。

心理レイプには「イメージ」が重要なんでしょう。
「手ふき」じゃあ下品なイメージですからねえ。
もしユニクロのタイツが、タイツという商品名ではなく股引だったら、あそこまでヒットしていないでしょうしね。

こういうハイプ(誇大広告)やイメージ戦略に騙されずに、その商品の本質を見極めたいですね。
このご時勢、難しいんでよく騙されちゃうんですけど。

ロックのハイプというと、最近はThe Dr●msでしょうか。
まさにArctic Monkeysを思い出させるような過剰宣伝です。

誰が書いていたのか忘れちゃいましたけど、「ネコも杓子も難解なサイケデリックやエクスペリメンタルという時代にストレートなポップソングをならすバンド。」とかあったなあ。

まあロックは現状を否定するカウンターカルチャーなんだなあと思いました。

90年代オルタナファンは80年代男根パーティー・メタルを敵視しすぎるとの指摘もありますが、ロックには敵が必要なのですw

ジョニー・ロットンも当時主流だったプログレを「絶滅すべき恐竜」だと敵視していて、「Pink Floydなんて大嫌い」Tシャツを自作していましたし。

カウンターカルチャーとして最大級の爆発を起こしたのがSex PistolsとNirvanaの2つのNever Mindなんでしょうけど。

確かにアニコレ風エクスペリメンタルは飽和気味だと思います。
でもそのカウンターカルチャーとされているバンドに新鮮味はないです。
どこかで聞いたことがある音としか思えません。
なんとかリヴァイヴァルのひとことで片付けられそうなw

Strokesのときは古臭くて逆に新鮮だった記憶もありますけど、なんとかリヴァイヴァルはもう飽き飽きですから、新鮮味はゼロです。

この辺が昔の状況と異なるといいますか、毎度おなじみの「ロックはネタ切れ」だという結論にw

だからThe Dr●msは悪くはないけど、世紀の重要バンドとは思えないなあ。
ハイプ雑誌のNMEが絡んでいるようですし。

そういうわけで、今日の1曲は「黒いThe Clash」と呼ばれたPublic EnemyのDon’t Believe the Hypeです。

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