Summer Sonic 2010は出演バンド集めに苦戦? フェスの乱立とギャラの高騰

Summer Sonic 2010の出演者の発表を待ちわびている今日この頃です。
今年は遅いなあと感じていたんですが、去年や一昨年と比べて本当に遅いです。
自分のブログを見直すと一目瞭然。

去年はSummer Sonic 09の出演バンド第一弾を見てタイムテーブルを心配してみる
一昨年はSummer Sonic 08出演者第一弾

書いた日付を見るとどちらも2月下旬です。
今年はもう3月過ぎています。

1週間ぐらい遅れたところでどうってことないような気がしますが、今年は以前から言われていたフェスを取り巻く厳しい環境にやられているんじゃないかと思ってしまいます。

これも過去に書いた記事の繰り返しになると思いますが、フェスを取り巻く厳しい環境っていうのは、フェスの乱立とギャラの高騰です。


最近は音楽の売り上げは落ちているようですけど、ライヴは大繁盛しているようです。
ですから、需要が大きいと値段が上がるということで、ライヴのチケット代は値上がりしています。

特に大物。
アメリカのコンサート・ビジネス
アメリカで重要性を増すコンサート・ビジネス
高額席チケットから売れていくベテラン大物アーティストの動員力

そうなるとフェスのギャラも当然値上がりします。

そして最近はフェスの乱立が目立ちます。
以前のアメリカはフェスが根付かないとか言われていたようですが、ビジネスになることがわかったようで最近は新たなフェスがたくさん設立されているようです。

まあロラパルーザは昔からあって90年代オルタナファンには有名ですけどね。
今年だけじゃなく、去年もサマソニと日程が重なっていました。
外人さんの中には、「NINはJane’s Addictionと一緒にLollapaloozaに出るべきだ!」という意見もありました。

ヨーロッパは良くわかりませんが、アメリカ同様にフェスが乱立されていそうですよね。
そうなると出演バンドの奪い合いが始まるわけです。
需要が大きければ価格は上昇しますから、ここでも更にフェス出演のギャラが高騰するわけです。

日程が違うフェスでも少なからず影響はあると思います。
例えば、ヨーロッパの7月中旬のフェスと8月下旬のフェスからオファーが来た場合、じゃあその2つのフェスの間のタイムラグはヨーロッパをツアーしようと予定を立てるバンドもいるかもしれません。
そうなると日本の夏フェスには来ないです。

フェス出演ってツアーのついでに出演することも多いんですよ。
アメリカは広大ですし、ヨーロッパも国単位で考えなければツアーをしやすいですしね。
その点、日本は孤立した島国ですから・・・

だから、日本の得意技であるカネに物を言わせて出演バンド争奪戦に勝利するしかないのかなあw

まあこういう状況ですから、出演者発表が遅いとなると、その影響を受けているのかなあと思ってしまうわけです。
出演バンド集めに苦労しているんですかねえ・・・

去年はそういう状況にもかかわらず、サマソニは3日間開催という荒業に出ました。
ですが、ビ●ンセという音楽的にも姿勢的にもロックとは無縁なスーパースターを出演させてセレブ化、ロックフェスではなく洋楽フェス化。
またB’●という日本のスーパースターを出演させて集客力アップ。

こういう手法でした。
個人的には勘弁してくれよとw

これらは全て俺の勝手な分析ですから、真実は関係者にしかわからないです。
ただフェスの乱立とギャラの高騰は数年前から言われていることで、サマソニの主催者もインタビューで嘆いていた記憶があります。。

まあ実際は明日にでも凄いメンツが発表されるかもしれませんしね。
我々には出演者を予想(妄想)して楽しみながら正式発表を待つしかありません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました