少年ナイフのライヴの感想(2010年3月13日 新代田 Live house FEVER)と昔の雑誌記事の写真

コンニチハ、少年ナイフです。

社会の荒廃とかをダイレクトに言うのが恥ずかしいだけなんです。
私達の歌が表面上は楽しいばかりに聞こえても、皮肉の形では一杯思いが詰まっているんです。
新作でもコンクリートアニマルズなんかは公共物の破壊に対して一言言っているんですけど、あまりおこがましくなってしまうのはイヤだなあと。(クロスビート1993年10月号)

ウチのサイトやブログには年寄が懐かしさを感じながら見ることよりも、当時を知らない今の若い人の方が多い気がしてきました。

昨日は少年ナイフのライヴに行って来たんですが、ライヴの感想なんていってない人にとっては面白くないと思いますし、上記のこともあるんで、その前に少年ナイフの古い雑誌の記事の写真でも載せてみます。


クロスビート1993年10月号です。
カート・コバーンについてほんの少しだけ触れています。
少年ナイフの記事(CROSSBEAT1993年10月号)

クロスビート1996年9月号です。
Brand New Knifeリリース時のインタビュー。
少年ナイフの記事(CROSSBEAT1996年9月号)

ロッキングオン1996年7月号。
こちらもBrand New Knifeの頃。
少年ナイフの記事(rockin'on1996年7月号)

ロッキングオン1997年11月号。
リミックス集について。
Prodigyとは仲が良いのに、フジロックではBlankey Jet Cityに怖くて話しかけられなかったそうですw
少年ナイフの記事(rockin'on1997年11月号)

ここからは昨日のライヴについてです。
最近はIsisとかDirty Projectorsとか色々とライヴがあったんですが、少年ナイフを選択しました。
理由はチケットが安いからですw
だって3000円ですよ!

引越ししてからというもの、以前のようにカネを使えず貧乏暮らしです。

それに最近は脱力系インディポップに憎悪を燃やすようになったんでw、偉大なる先駆者でも見に行こうかと。

正式メンバーとしてりつこさんが加入してから見るのははじめてだったんですが、何だかパワフルでアグレッシブになっていて驚きました。
笑顔が素敵な方なんですが、動きが激しく存在感満点で、演奏もしっかりしています。

えつこさんのドラムは見る度にしっかりしてきたというか。
こんなにしっかりしたドラムだったっけ?
今思うと以前は少し頼りなかったかなあ。

以前は、良くも悪くもなおこさんが引っ張っている感じでしたが、久しぶりに見た少年ナイフは3ピースバンドに変貌していました。
3ピースバンド特有の、3人のせめぎ合いみたいなのです。

だから以前感動した「脱力的な雰囲気が自由を生み出している」って感じはしなかったです。
脱力的なのは歌声ぐらいで、元気が良すぎて最後の方はダイブしている人がいるぐらいでした。

でも、相変わらず少年ナイフのライヴには「自由」を感じられるんですよ。
俺は基本的に食べ物がどうのこうのとか、楽しいだけの歌は好きじゃないんですが、少年ナイフが歌うとなぜか楽しく笑ってしまうというか。

何なんですかねえ、このマジックは。
あの雰囲気から自由が感じられるんですかねえ?

ニューアルバムからは聞きたかったPerfect FreedomとEconomic Crisisを演奏してくれたので満足です。
冒頭のコンクリートアニマルズも演奏してくれましたよ、記憶があやふやですが・・・

それにしても、せっかくバンドとして良い感じになったのに、えつこさんが休養してしまうのはとても残念です。

世の中に疲れたときは少年ナイフ。
落ち込んでいるときは少年ナイフ。
自由を感じたければ少年ナイフということで終了します。

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