2000年代バンドのロックはネタ切れ気味だと思います

CROSSBEATの先月号は2000年代のベストアルバムという特集だったと思います。
気がつけば00年代もあと少しで終了です。
このまま大きな革命的ムーヴメントが勃発せずに終了しそうです。

クロスビートでは1位がThe StrokesのIs This Itで2位がRadioheadのKid Aでした。
まあどこのメディアがこういう特集をやってもどちらかが1位になるんじゃないかな。

※この記事を書いてから勘違いが発覚。RadioheadのKid Aは3位で、2位はArctic MonkeysのWhatever People Say I Am, That’s What I’m Notでした。


2000年代のロックを一言で表すなら、やっぱり「ネタ切れ」でしょう。
ロックはネタ切れ気味だと思います。

大半の2000年代バンドは「どこかで聞いたことがある音」っていうのが否めず、「こんな音楽は聞いたことがない。」という感動は少ないです。

まあ俺の年齢的なものもあるのかもしれません。
俺よりも一周り上の世代には、90年代バンドにも新鮮味が感じられない人も多いのかもしれません。

でも、2000年代に登場した音楽用語って過去の焼き直しを連想させるものばかりだと思います。
理解しやすいのだとロックンロールリバイバルとか80sリバイバルとか。
ニューレイヴとかニューゲイズとかもそういう印象を受けます。

「何々の現代的解釈」という言葉と共に褒め称えれば説得力があるのかもしれませんが、やっぱり虚しさは残ります。
だからバンド名が音楽ジャンルとして成り立つほど個性的な90年代バンドと比べて弱さを感じてしまいます。

某メディアのように妄想的解釈をすれば、00年代初頭に古くさいロックで風穴を開けたStrokesとKid Aでギターロックを捨てて思い切った舵取りをしたRadioheadの存在は、ロックのネタ切れ時代の幕開けを宣言していたような気すらしてきます。

でもまあ「こんな音楽は聞いたことがない。」という感動がなくても良いバンドは多く存在しますけどねw
それこそStrokesやWhite Stripesなんて良いんじゃあないですか。
J●tは大嫌いですけどw

俺の嗜好だとやっぱりUSアンダーグラウンドでしょうか。
アンダーグラウンドと入っても、インターネット時代の今はあっという間にオーバーグラウンド化していまいますが。
インディという言葉を使うのに抵抗を覚えたのも2000年代かw

2000年代については以前に1年1年振り返った記事を書いた記憶がありますが、何を書いたか良く覚えていません。

まあ俺が一言で表すなら「ネタ切れ」ということで。
皆さんはいかがでしょうか。

2010年代はどうなるんですかねえ。
新たな発明は生まれるんでしょうか。

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