rockin’onの69年特集とウッドストック

コンニチハ、The Whoのピート・タウンゼントです。
「ウッドストックはクソでした。」

先日はロッキングオンを酷評してしまいましたが、1969年特集は久しぶりに面白かったです。
69年にリリースされたアルバムが紹介されていましたが、聞いたことがないアルバムの方が多かったです。

聞いたことがあるアルバムだったらThe WhoのTommyが一番好きかなあ。
TommyのSACDは俺のユニヴァーサルプレーヤーとの相性が悪くて途中で再生が止まってしまうので、DVD-Audioに買い換えようか思案中です。

69年は転機の年だったんですかねえ。


後は渋谷さん、伊藤さん、大貫さんのビッグ3の対談とかね。
その中でも69年に開催されたWoodstockの話題も出てくるのですが・・・
さすがのビッグ3もウッドストックを実際に見たわけではないようです。
69年は18歳ぐらいだったのかな。

ウッドストックというと、40万人以上も集まった伝説のフェスティバル。
愛と平和を体現したフェスで、そこには自由な雰囲気があったとか、世界を変えることができるという思いを抱いたとか。
こんなイメージがあります。

フジロックは行ったことがないですが、痴漢だらけのサマソニにはそんな雰囲気は感じられそうもないですね・・・

何年か前にドキュメンタリーを見た記憶がありますが、予想以上に人が集まってしまったため、ドタバタしているのが印象に残っています。
ステージから見ると、地平線の彼方まで人で埋め尽くされているのに驚きました。

インタビューを受けていた若者が言うように、「音楽以上の何か」を求めて40万人以上の若者が集結したのでしょうか?
例えば生き方だったり。

当時はベトナム戦争下でしたし、徴兵制度という恐ろしいシステムも存在していたので、そういうのも人を駆り立てた要因なのかもしれません。

あまりに人が集まりすぎたため、無料コンサートにせざるをえず、主催者は大赤字。
にもかかわらず、主催者側は嬉しそうにインタビューに答えていたのが印象的です。

「トラブルはゼロだ。こんな過酷な環境の中、人々は助け合っている。これはお金では買えない。」

こんなことをいっていた記憶があります。

でも、雨が降ってきて泥だらけになるわ、水や食料は不足するわ、犯罪やドラッグが横行するわ、とても自由でラヴ・アンド・ピースな雰囲気ではなかったという話もあります。
ドキュメンタリーには会場に残ったゴミの山が映し出されていた記憶があります。

ウッドストックの伝説は幻想だったってところでしょうか。
真実はどうなんですかねえ。

ビッグ3の対談の中には「ウッドストックでロックが死んだ。」という話題もあります。
40万人以上も集まったということは、ロックはアンダーグラウンドなものではないことを象徴していたってことでしょうか。
ここからロックの産業化が始まったと。

ウッドストックが4万人のイベントだったら良かったという意見もありました。
なるほどねえ。

良くも悪くも69年は転機だったって解釈できるようですね。

EaglesのHotel Californiaが70年代のロックの没落を歌ったと解釈されることが多いです。
「ワインを持ってきてくれないか」
すると彼は「そのような酒(魂)は1969年以降失われてしまいました」

まとまりがなくなってきたのでそろそろ終わりますが、最近のバンドは退屈なのが多いから、しばらく古いバンドでも探求してみようと思います。

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