最近、NHKの衛星放送で「みんなロックで大人になった」と題して、ロック関連のドキュメンタリーを放送していました。
番組そのものはNHKが製作したものではなく、イギリスのBBCが2007年に製作したSeven Ages Of Rockです。
「みんなロックで大人になった」って釈然としないタイトルですけどねw
どうせなら「みんなロックで子供のまま」とかねw
ヘヴィメタルとかパンクとか色々あったようですが、第6回目はオルタナティブ・ロックでした。
再放送は1月21日の午前10:10~11:00なので見逃した方にもチャンスはあります。
原題はLeft Of The Dial : American Alternative Rockです。
見た人は分かるでしょうが「ダイヤルを左に回せ」というのは、当事のカレッジラジオ局にラジオの周波数を合わせる際、ラジオのダイアルの左に回す必要があったからです。
カレッジ(大学)ラジオについてはウチのサイトでもCMJとは?に少し書きました。
内容は、序盤は80年代のインディネットワークが構築される様子を取り上げ、NirvanaとR.E.M.を比較しながら、行き着く先はカートの自殺といった毎度お馴染みのパターンです。
まあ面白かったんですけど言いたいことは色々ありますよw
一番は結局オルタナ=Nirvanaで終わってしまうのがね・・・
番組の時間は50分ぐらいしかないし、Nirvanaを中心に話を進めれば90年代オルタナらしい番組になるのは理解できます。
まあウチのサイトもそういう部分もありますがw
Nirvanaは大好きだ。
でも、もっと他のバンドも取り上げませんか?と言いたいです。
終わりがカートの死だから、オルタナはカートの死で終わったような印象を受けるし・・・
数年前のクロスビートのオルタナ特集は良かった。
Nirvanaを過剰に主役としていなかったところがね。
でもオルタナ特集といってもNirvana特集みたくなるのが王道パターン。
この番組もそういう傾向だったのが残念です。
でもまあ、クリスやデイヴ、ジャック・エンディーノなども出てくるし、R.E.M.関連は面白いです。
冒頭にBlack Flagを取り上げてたのには座布団5枚ぐらい差し上げたいですw
全体的には見て損は無いと思います。
しつこく書きますが、再放送は1月21日の午前10:10~11:00です。
衛星放送が見ることができる人は録画して見て下さい。
他にもパンクとかあるようなのでBS世界のドキュメンタリーで再放送日程を確認して下さい。
それにしても、マーティ・フリードマンはいつからあんな風になったのでしょうかw
「アメリカでは(オルタナが)売れたが日本ではヒットしなかった。」
それはその通りです。
90年代後半の雑誌では「がんばれオルタナ小国ニッポン」という特集が組まれていましたからねえ。
「何でかって言ったらイケメンがいないとダメですね、日本では。とにかくバンドメンバーで一人ぐらいイケメンじゃないとダメですね。」
なかなか興味深い分析ですw
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