近頃SHM-CDに関する情報を求めてやってくる人が急増しました。
「SHM-CD 詐欺」とかで検索した人とかねw
まあ12月のSHM-CDリリースラッシュで初体験した方も多かったと思います。
俺も体験する前は期待が大きかったけど、百聞は一見にしかず、ってゆうかこの場合は百見は一聞にしかずの方が正しいのかw
SACDやDVD-Audioなどを考慮すればCDの限界を感じさせる結果となりました。
ただ、弱いCDラジカセほどSHM-CDの凄さが分かるという説もあります。
光がよく読み取れるのがSHM-CDの売りなわけですから、光を読み取る性能が悪いプレーヤーほどその恩恵を受けることができる。
こういうことが根拠らしいです。
去年にオーディオ機器を新調してからSHM-CD比較実験を行っていませんでしたし、そこら辺を含めて再び聞き比べてみました。
まず最初に書いておきますが、俺はロックを聞く人間でジャズやクラシックはまず聞きません。
耳の性能は下記のとおり。
SACD
SACDとSACDのCD層とのブラインドテストは聞き分け可能(Nine Inch Nails / The Downward Spiral)
DVD-Audio / DVD-Video(96kHz/24bit)
ユニバーサルプレーヤーでDVDとCDの聞き比べは違いが明確に理解できた(Beck / Sea Change, Nine Inch Nails / The Slip, 椎名林檎 / MoRA)。
どれもブラインドテストではありません。
MP3
Wavと128kbpsのABXテストは聞き分け可能(Bjork / Joga, Nirvana / Lithium)。
Wavと192kbpsのABXテストは聞き分け不可(Bjork / Joga, Nirvana / Lithium)。
SHM-CD
Velvet Underground & NicoのSunday Morningのイントロのチェレスタの違いは理解可能。
Soundgardenのグレイテストヒッツの違いは思い込みレベルで理解不可能。
どちらもブラインドテストではないです。
ここからが本題です。
比較したのはSoundgardenのグレイテストヒッツ(A-Side)です。
まずは普段使用しているオーディオ、Denonのミドルクラス機器です。
SHM-CDの方がクリアな気がしますが、やっぱり思い込みレベルだと言わざるを得ません。
DVD-Audioなどのように明らかに違うとはいえません。
次は母親の安物CDラジカセでチャレンジしてみました。
こちらも上と同様、違う気がするけど思い込みだな・・・
ちょうど母親が隣にいたので協力を仰ぐことにしました。
俺が後ろを向いている間にSHM-CDと普通のCDの好きな方をラジカセに入れてくれと。
それを聞いてみましたが、クリアな気がしたのでSHM-CDだと思いました。
でも実際は従来のCDでしたw
こんなもんですよ・・・
というわけで、「CDの大革命到来!!!」という過剰宣伝文句を考慮に入れれば、俺にとってSHM-CDは限りなく詐欺に近いという結論に至りました。
専門家や著名人には、「裸の王様」は裸なんだと言って欲しいですね。
まあビジネスが絡んでいるから無理だと思いますけど。