海外インディ系の日本盤、国内盤について

最近、日本盤コレクターとして感じるのはUSインディ系の国内盤は廃盤になるのが早いということです。
おかげで数年前にリリースされた日本盤の入手にも一苦労することがあります。

まあ日本は「オルタナ小国」なので人気が出なくて売れないっていうのが一番の理由だと思います。
それに加えて世間一般の人は輸入盤を選択するようですし。
Arcade FireのFuneralの日本盤は恐らく入手困難、まだ数年しか経っていないのに・・・


話は少し変わりますが、注意深くない俺は最近気がついたんですけどインディ系の国内盤はメジャーレーベルからリリースされていない。

例えば、昔はSUB POP所属バンドの日本盤はソニーからリリースされていたけど今は違う。
日本盤は日本のインディレーベルみたいな会社から配給されている。

日本のメジャーがライセンス契約を結ばないのはカネにならないからでしょう。
バンド側の意向もあるのかな?
メジャーだと色々しがらみが多いようですからねぇ。

Hostessという会社はRadioheadのIn Rainbowsで初めて知りましたけど、こことライセンス契約を結ぶバンドは多いようですね。
後はPヴァインSide Out RecordsBad News Recordsとか色々あるようです。

廃盤になるのが早いとはいえリリースしてくれるだけありがたいのですが、中には日本盤を流通させる気のないレーベルもある。

イアン・マッケイ先生のDischordが最たる例。
恐らくDIY精神、金儲けには関わらないという思想に基づいているのでしょう。
Fugaziのアルバムを見ると定価12ドルって印刷されているしね。
カッコいいとは思うけど、歌詞を自力で訳さなければならず一苦労です。

全世界で同じものを流通させたい!というバンドの意向によって日本盤が無い場合もある。
Arcade FireのNeon Bible、NOFXのアルバムがこれに該当します。
まあNOFXは数枚だけ日本盤が存在していましたが。

SSTの作品は、グランジオルタナ期に日本のKing Recordsが帯とライナーを付けて販売したことがあった。
今では激レア化しているBlack FlagやHusker Duの国内盤は結構な額で売買されることもあるようですが、大半は対訳が付いていないのでそれほど価値はありません(苦笑)。
SoundgardenのUltra Mega OKもこれに該当します。

Sonic YouthのSST時代のアルバムの日本盤はメジャーからリリースされているようですが、どういう仕組なんですかねぇ。俺は音楽業界人じゃないのでライセンスについては良くわかりません。

SSTと言えば金銭トラブル(苦笑)。
Dinosaur JrのJマスシスは「憧れのレーベルだった。」と語る一方で「グレッグ・ギンや他のスタッフは好きだ。でも彼らは金を払わない。」とも。

グレッグ自身、「80年代Black Flagは王者だった。でも王者だったのにカネがなかったんだ。」と語っている。
カネが無かったのはレーベル運営が下手だったのでしょうか???
今でこそインディレーベルはたくさんあるけど、昔は経営ノウハウなんて無かったからねぇ。

まとまりが無いけど長くなったし面倒臭くなったので今日はこれで終わります。

コメント

  1. asnao より:

    ホントにUSインディは国内版を探すのに苦労します(苦笑)
    たまたま見つけてしまったら最後。 もう買うしかありません。(涙)

    ちょっと前にNeutral Milk Hotelの国内版をネットで注文しましたが、キャンセルされそうな予感・・・
    やっぱり自力で訳すしかないんですかねぇ・・・

    インディのアーティストの歌詞って個性が強くって魅力的なんですけどねぇ。。

  2. Hyottoko より:

    元々売れない上に、バンドが多いから1枚1枚の生産量が少ないんでしょうねぇ。
    コレクターとして頭が痛いです。

    Neutral Milk Hotelの新品日本盤は難しそうですねぇ。
    特にOn Avery Islandはレアですね。
    In The Aeroplane Over The Seaなら古本市場に新品在庫があるようで翌日出荷と表示されていますよ!

  3. asnao より:

    おぉ! ありがとうございます!

    In The Aeroplane Over The Seaだったんです!
    早速注文させてもらいました! 
    最初にもっとちゃんと調べて注文すべきでした・・・ 

    いや〜 早く来ないかなぁ〜。

  4. hiroumi より:

    初めまして。
    いつも読ませてもらっています。

    ソニック・ユースのSST時代のアルバムは、今じゃゲフィンから出ているので、日本ではゲフィンのアルバムを出しているユニバーサルから出ているって訳です。

  5. Hyottoko より:

    >asnaoさん

    古本市場は穴場ですよ!
    約1割のポイントがつくのも良いです。
    でもamazonやHMVと比べると品揃えに難があるので俺もチェックを怠り気味です。

    Neutral Milk Hotelはネットで拾った音源を数回聞いただけ。
    俺もそのうち欲しくなるかもしれません。

  6. Hyottoko より:

    >hiroumiさん

    こちらこそはじめまして。
    くだらん戯言を読んで下さってありがとうございます。

    SSTがゲフィンに日本盤ライセンスを売ったのでしょうか。

    amazonで輸入盤を見るとレーベルはSSTとなっているのに、肝心のSSTオフィシャルストアにはSonic Youthのタイトルが無い・・・

    どうなっているんでしょうねぇ。
    Sonic Youthのライセンス、権利関係は良くわからないです。

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