Kill Your IdolsとGogol Bordello(ゴーゴル・ボルデーロ)
少し前にKill Your Idols(キル・ユア・アイドルズ)というドキュメンタリーを見ました。
ニューヨークの、No Wave(New Waveじゃないよ)と呼ばれた音楽シーンと今のシーンを扱った映画です。
Sonic Youthはさておき、Sucideというバンドの名前以外はノー・ウェーヴと呼ばれたバンドは全然知らなかったので面白かったです。
レンタルで借りれるので興味を持った人は見てください。
現在のニューヨークと言えば、Yeah Yeah YeahsやStrokes、Liarsが有名ですが、No Wave世代からは辛口評価(苦笑)。
でも、面白そうなバンドを見つけました。
ギター、ベース、ドラムの商品化が音楽をダメにした。
チューバ、トロンボーンを吹こうじゃない。
ギターベースドラム以外なら何でもいい。
NO WAVE世代のリディア・ランチによる現在のバンドの辛口評価の次に、「僕らはそれをやりました!」と言わんばかりに紹介されるGogol Bordello(ゴーゴル・ボルデーロ)というバンドです。
ジプシー(無国籍の意味か?)パンクと呼ばれています。
経歴はBarksのバイオグラフィーを見て下さい。
面白い経歴でしょう。
どうやら今年のフジロックに出るらしい。
Barksのニュース
音楽性は中心人物のEugeneが言うには、カントリーミュージックとストゥージズの融合。
面白そうだからGypsy Punksというアルバムを買ってみたんだけど、期待通り!
もちろん、核となるのはギターベースドラムです。
でも、言葉に迷うんですけど民族音楽というか、南米辺りの情熱的な踊りのバックで演奏されている音楽みたいなの?
魔法のランプで有名なアラジンの世界に出てきそうな音楽?
言葉に形容しがたいんですが、それとパンクの衝動性を融合させている。
アコーディオンやバイオリンの音も聞こえるけど、取り入れ方はArcade Fireなどどは全く異なる。
それが新鮮でした。
こういう既存の価値観に捕われない音楽制作こそパンクだ。
ポップパンクと呼ばれるバンドも見習って欲しいです。
最近のバンドを「どこかで聞いたことある音」だと思ってしまう方にはオススメです。
ライヴ映像も衝動的!
2008年のFuji Rockに行く人は是非見てきてください。
俺も見たいなあ。
というわけで、Gogol Bordelloが最近のお気に入り。
アルバム全部揃えようかなあ。
Gogol Bordelloの読みですが、日本盤表記のゴーゴル・ボルデーロ、他にもゴーゴル・ボルデーロウ、ゴゴール・ボルデロ、ゴーゴル・ボデーロとか色々あるようですね。
「コバーン、コベイン」と同じような感じなんでしょうね。