映画 “シングルス”の感想

今日はNINではありません。

普段映画はまず見ることがない。
興味がないわけではないし、実際映画に誘われて面白いと思った作品もある。
でも、映画の世界もエンターテインメント色の強いものばっかりだろうし、奥が深い作品を探す労力と金があるなら音楽に走ってしまう。

でも、Singlesはグランジ・サイトに載せようと思っていたので、だったら見ないとマズいだろうということで見てみました。

この映画は1992年9月に封切されたようで、舞台はシアトル。
エディー・ヴェーダーやクリス・コーネルが脇役で出演していることもあってロック・ファンには注目を浴びたらしい。
製作された時期は、Nirvanaブレイク以前か以後かはわからない。

レイン亡きいま、Alice In Chainsの演奏シーンには感激。

肝心のストーリーはというと、Singles=独身者が住むアパートの住人達の恋の話で、回り道をしながらも最後はハッピーエンドで終わる。

簡単に言えばそれだけ。

でも、終始退屈というわけでもない。

仕事のことを考えている女性のシーンを見ると、漱石の「女性が社会進出しはじめると婚姻という制度は破綻する」という予言を思い出したりして考えさせられたりした。
遊びで付き合うということや、好きな男に胸が小さいといわれ豊凶手術を受けに行く女。
男女数人の場で、女が愛のないセックスの話をし始めた途端に部屋から出て行く男。

このように考えさせられるシーンもあり退屈ではないのだが、新しい発見というものはなかったなぁ。もうすでに悟っていることばっかりだ。

気を引くための男女間の駆引きを見ていると、恋愛って楽しそうに見えてくる。

だが、所詮映画の中での話。

今の俺は、自由気ままなSingleの方がいいかな。
でもなあ、男女間の出来事が煩わしいと思う反面、心の支えや理解者が欲しいと思うのも事実。
結局どっちもどっちなんだろうねぇ。

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