コンニチハ、ニール・ヤングです。
王様は去ってしまったが忘れられることはない
これはジョニー・ロットンの物語だ
錆びついてしまうより燃え尽きる方がいい
ロックは決して死なない
ちょっと見ただけでは理解できない深い意味があるんだよ (Hey Hey My Myの歌詞)
この曲の歌詞を引用したのは、別にカート・コバーンの命日近辺だからではないです。
カートが遺書で引用した部分ばかりが注目されるようになってしまったのはどうかと思いますが。
近頃は最近のバンドを追っかけなくなりつつあります。
「昔の王様」を聞いていた方が面白いですし。
最近のバンドは優等生っぽいのが小難しいことをしているのばかり。
純粋に音楽としては面白いものあって気に入るアルバムもありますが、そういう優等生っぽいのばかりという状況には飽き飽きしてきました。
最近のバンドにはロック特有の反逆心や緊張感、焦燥などが欠けていると思います。
青臭さ100%のストレートな幼稚な反逆心みたいなのがね。
これじゃあロックは死んでしまったと思わざるをえないです。
最近のバンドだとHowlerでしょうか。
ただ、「アメリカよ、諦めろ!」というアルバムタイトルは良いんですが、音楽そのものにはあまりピンとこなかったり。
日本だと例の神聖かまってちゃんぐらいでしょうか。
あんまり良く知らないんですがまだやってますよねきっと。
すぐに思いつくのはそれぐらいでしょうか。
単に私のアンテナに引っかかっていないだけで他にもたくさんのバンドがいるのかもしれませんが、平和ボケしたようなバンドばかりで退屈だというのが現在のロックシーンに対する私の印象です。
数年前に、パンクは反逆的なことを歌う時代じゃないという人がいて大層驚いた記憶があります。
そういう時代なんですかねえ・・・
そんなのパンクじゃないだろうと。
結局、期待するのは昔のバンド。
ニール・ヤングにしても面白いカバーソング集をリリースするようです。
ニール・ヤング&クレイジー・ホース、この時代にこそ歌う『アメリカーナ』
日本だとSoul Flower Unionですかねえ。
新作はまだ聞いていませんが、地震後に彼らが何を発するのか興味があります。
原発に関するTシャツを作って売っているようですし。
まあ歌詞が反逆的じゃないにしろ、「こいつらやばいぞ」っていうスリルのある最近のバンドがいないですよね。
今は歌詞が良くわからないBig Blackを聞きながらこれを書いているわけですが、Big Blackの緊張感はハンパないなあと思います。
ロックはもうカウンターカルチャーとして機能していない印象を受けます。
まあ今の平和ボケしたような雰囲気は私のような人間に対するカウンターともいえるわけですが、ロックから反逆心を取り除いたら何が残るのでしょうか。
単純にポップ化しただけで、どんどん生ぬるくなっていると思ってしまいます。
ロックには深い意味があるのですw
ロックは決して死なないという言葉を信じたいもんです。