渋谷のHMV閉店と音楽不況とか

コンニチハ、カート・コバーンです。

レコードを買う人の大半は、音楽ファンではないんだよ。
音楽を理解できなくて、良い音楽か悪い音楽か判断できない人が多いんだ。
人生の社交的な意味において、BGMとして音楽を使っているのさ。

本当に好きで、音楽を自分のアイデンティティとしている人もいるけど、レコード店に行って、とりあえずトップ10に入っているのを買うって人もいるわけでね。
とにかく人気があるからっていう理由で・・・(電話により中断)

レコード店に行ってトップ10をそのまま買う人ってのは、例えばハイスクール時代に他人に受け入れてもらいたいがために、やるべきことをちゃんとやる人気者で、でも実は音楽なんて大して好きじゃなくて・・・(Burrn1992年5月号)

東京近郊の方じゃないとピンと来ないかもしれませんが、渋谷のHMVが閉店するそうです

私が最後に店に入ったのはいつだろう?と思い出そうとしているんですが、たぶん10年以上前じゃないかなあ?


まあ渋谷という街自体が大嫌いです。
街には嫌いなタイプの人間が溢れていますんで。
近年ではクアトロ行くときに店の前を通るぐらいでした。
だから渋谷のHMVには全く思い入れはありません。

品揃えはネットの方が圧倒的ですからねえ。
以前、千葉県にあるamazonの倉庫の映像を紹介した記憶がありますけど、超巨大な店舗で全国の人々をお客にしているわけですから、超マニアックなものも仕入れることができるんでしょう。

それに東京都内、特に渋谷なんかは在庫の回転が早いですからねえ。
買い逃した限定盤や、何年も前に廃盤になった日本盤とか、掘り出し物を探すんだったら田舎のCD屋の方が見つけやすいです。

でも、これもネットで探した方が早いんですけどね。

まあこれも以前書いたと思いますけど、田舎のCD屋はもう何年も前に潰れまくってしまいましたけど。

店で選ぶ楽しさもありますけどね。
ジャケ買いとか。

でも過剰宣伝気味な紹介文には騙されたくないんでねw
音楽雑誌以上に、音楽を売るための紹介文ですから大げさに褒めてばかりで・・・
まあCD屋が「このアルバムはクソです。」というポップを付けて販売していたら笑えるんですがw

音楽不況と言われますけど、最も大きな原因は冒頭に書いたカート・コバーンが指摘しているような人たちが音楽を買わなくなったからでしょう。

クラスの人気者になるために最新のトレンドを追っかけているような人たちです。
トレンド=クールですからw
そういう人たちはデジタルデータを違法ダウンロードして使い捨てていけば満足なんでしょう。

音楽ファンならCDを買うとは思いますけど、最近の若者はどうですかねえ。
去年、朝のニュースで「シングルを知らない若者たち」とかやっていました。
完全にインターネット、着うた、ダウンロード世代ですから、熱心なファンといえどもCDという物体には愛着がないのかもしれません。

私自身、CDを買う量は減っています。
「評判が良いからアルバムを買ってみたけど聞いてみたらクソだった。」ということが無くなったからです。

今は試聴してから買う時代ですからねえ。
レコード会社の何としても売れ!という資本主義の影の卑劣な部分、これにやられることがなくなりましたから。
無駄遣いをしなくなって良かったなあ。

音楽市場が冷え込んでいるのは前から報道されていましたし、更に冷え込むことは予想できたし、渋谷のHMVには思い入れがないんで、個人的にはショックはないんですけど、今後はどうなるんですかねえ?
CDが無くなる時代が来るのでしょうか?

ちょっと前にイチローの「今日はCDを買いに行かずに携帯にダウンロード。身近にできるエコ。」とかいうCMを目にしましたけど、まあ耳が痛いですねw

音楽業界はどういう対処をするのでしょうか?
違法ダウンロードを撲滅させる気かなあ?

レコード屋の次は本屋かなあ。
三省堂書店の神保町本店が消える日が来るのかもしれませんね。

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