ダイヴやモッシュでの死者の例など

コンニチハ、SUB POPのオーナーだったブルース・パヴィットです。
「ライヴ中にステージダイブをしたら、僕は嫌われ者だったのでみんなに避けられ、誰も受け止めてくれずにそのままフロアに転落しました。
死ななくてラッキーでした。」

この話は確かHEAVIER THAN HEAVENに書いてあったと思いますが、うろ覚えです。
間違っているかもしれません。

以前、ダイブとモッシュの歴史研究というのを書きましたが予想以上のアクセス数。
まあロックインジャパンの影響が大きいのでしょうね。


COUNTDOWN JAPANで障害を負ってしまった方はどういう状況だったんでしょうか?
詳細不明なので想像するしかないんですが、ダイブしている人の足が目にでも入ってしまったのでしょうか?
それとも自分がダイブしていて落ちたのでしょうか?

まあダイヴやモッシュの事故に関して検索しているといろんな意見があるようですね。
Ken Yokoyamaの葛藤とかね。
横山健の別に危なくないコラム vol.65を読んで下さい。
特に、「しかし、曲を聴く前から「今日はあの曲で飛んでやろう」なんていう人達も少なくはなかろう。そうなってくると、表現法が違うだけで、オレ達が忌み嫌うアイドルやらタレントに対するモノとなんら変わらないではないだろうか。」という部分とかね。

俺自身、Nirvanaの来日公演でダイブしようとする人に警備員が懐中電灯を照らしてダイブをやめさせていたところ、カートが警備員から懐中電灯を取り上げて警備員に懐中電灯を照らしたっていう話は反権力的で格好いいと思います。

でもダイブとモッシュは嫌いです。

だから俺なりの結論を出すのは難しい部分もあります。
でもやっぱり嫌いかなあ。
ここまで大衆化しちゃうと反権力的って感じられないんですよね・・・
それに何より痛いし。

まあ日本でも死者が出たらロッキングオン系のフェス以外も大幅に取締りが強化されるとは思います。

ダイブっていうのは完全に他力本願だからなあ。
だから冒頭にブルース・パヴィットの例を出してみました。
他人が支えてくれなかったら終わりなんですよ。
他人が支える義務はあるのかと問われればブルース・パヴィットの例のように微妙なわけで。
打ち所が悪ければ死ぬ。

個人的にはモッシュの方が危険だと思います。
酸欠になりかけたことは経験があります。
ライヴでの死者といえば圧死が多いと思います。

以下、ライヴでの死者の例。

スマッシング・パンプキンズのギグで死者
これはダイブかモッシュかハッキリしていないようです。
スマパンの場合、1996年のアイルランド公演でもモッシュが原因で17歳の少女が犠牲になっています。

パール・ジャム、デンマークのフェスティバルでの悲劇にショックを受ける
これも原因がハッキリしていないようなことが書かれていますが、Pearl JamのWikiによると観客が前に殺到しすぎたために圧死してしまったようです。
モッシュの一種と考えても良いでしょう。

リンプ・ビズキット、豪フェスティヴァルの事故で残りの出演をすべてキャンセル
嫌いなバンドですけどねw
フロアで転倒すると踏みつけられるという恐怖があります。
俺は周りで転倒した人がいたら直ぐに起こしてあげますけどね。
でも助けてくれると思い込むのは他力本願。

やっぱりオシクラマンジュウは危ないですよ。
将棋倒しになるのが最も危険だと思います。
一人二人ならすぐに起こしてあげられるだろうけどこれは無理、ヘタすると自分も巻き込まれる。

上記の例以外にもGNRでも圧死者が出たことがありますし、日本のLAUGHIN’ NOSEというバンドのライヴでも将棋倒しで死者を出し活動休止に追い込まれたことがあります。

俺は最前列の柵につかまって見たことはないですけど、あれは圧死してもおかしくないよなあw
上のPearl Jamの例のようにね。
検索してみると最前列で怪我をした経験がある人が多いです。
それでも楽しいって言う人もいるようですけどね。

まあ俺自身ダイブとモッシュは嫌いで禁止すべきという意見寄りですが、規制だらけのライヴなんて退屈だって言う意見も理解できます。

ダイブとモッシュをする人は死なないように、そして何よりも圧死させないようにと言うことで。

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