MuseのThe Resistanceの感想

Matthew Bellamyは日本のメディアでは「マシュー」と書かれていたのですが、一体いつから「マット」になったのだろうと思う今日この頃です。

ビッグなバンドが生まれなくなった2000年代ですが、Museは2000年代に大ブレイクした数少ないバンドの一つです。
そりゃあロッキングオンもクロスビートも必死に記事を作るよなあw

今日は最近リリースされたThe Resistanceの感想です。


「叙情派グランジ」と雑誌にかかれたこともあるMuseですが、轟音ギターと叙情派メロディで感情爆発という初期のスタイルから徐々に離れてきました。

衝動性を失う代わりに打ち込みっぽい音を取り入れたりとサウンド的には前進してきたと思います。

The Resistanceもそういう流れにあると思います。

悪くはない普通のアルバムって感じですかねえ。
やたらとQueenみたいだと言われているようですが、俺はQueenをほとんど聞いたことがないので何とも言えません。
ただ、初期と比べると随分ポップ化しちゃったなあと思います。
特に1曲目は聴いていて厳しいです。

Museならではのクラシック性はあるんですけど、感情を揺さ振られるような瞬間が少なくなっちゃったんですよ・・・
単にクラシカルなメロディを淡々と歌っているだけって感じです。
感情の爆発は少ないです。

轟音ギターから離れて前進しつつも感情を煽るようなMuseらしさを維持できていれば大絶賛できるんですけどねえ。

まあ聞けないアルバムではないんですが・・・
でもハイライトは最後のExogenesis : Symphonyと言いたいところですけど、ギター主導という旧来スタイルのUnnatural Selectionだったりw

以前にも書きましたが、Museの場合は音楽云々よりも「売れてしまったバンドは嫌だ」という幼稚とも思える心理が働いてしまいます。

ウチのサイトのみんなと同じは嫌だとか流行一筋!わかっていない奴らに書いてあるような考え方です。

ここまで人気が出る前から知っていたからかなあ。

前回の来日公演は大きくて座席のある東京国際フォーラムだったから行く気がしなかったのですが、小さくて見やすいスタジオコーストで追加公演が決まったから行きました。

今回は武道館らしいですねえ・・・
行く気になれません。

本国ですとウェンブリー・スタジアムを満員にできるほど。
ミューズ、ウェンブリー即売。追加公演も売り切れ間近

大きい会場では見る気になれないですね。
「売れたバンドは嫌だ」っていう心境も理解していただけますかねえw

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