サマソニの感想です。
東京で最後のショウだったNINから書きましょう。
Nine Inch Nails
これがNINを見る最後だと思うと、前に演奏していたBoom Boom Satellitesなどロクに耳に入ってきませんでした。
司会者がトレントがマイケミを食ってやると意気込んでいたことを話題に出し、マイケミに対する激しいブーイングw
みんな思っていることは同じなんだなあ。
観客の中にはThe Downward SpiralのツアーTシャツを着た年季の入ったファンの方も、ジャーナリストらしきおじさんも。
照明の調整に手こずっていた感じでしたが無事にNINのライヴが始まりました。
1曲目はSomewhat Damegedでしたが、モッシュが激し過ぎてトレントの姿が良く見えませんでした。
終始モッシュが激しくてロクにステージを見ていられないという展開。
まあみんな気合が入っていたんだろうなあ。
ベースとドラムのリズム隊しかマトモに見えませんでした。
たまにロビンが見える程度でトレントは殆ど見れません。
暴れていたんでしょうか?
そうは言いつつもモッシュで倒れそうになった人の腕を掴んで起こしてあげるやさしい俺w
March Of The Pigsの激しいモッシュで行き着いた先は女性が多い地帯という最悪の場所。
しかもこの人口密度では脱出は不可能・・・
このブログには「サマソニ 痴漢」で検索してくる人が見に来ると何回も書いていますが、それを知っているがゆえに「痴漢と勘違いされたくない。」という意識が強くなるんですよ・・・
そういうわけで「モッシュとの戦い」に加え「痴漢に間違われないための戦い」というダブルアタック・・・
そうなるとライヴに100%集中するのは不可能です。
最後のライヴなのに運が悪すぎ・・・
これなら最前列付近ではなく少し下がったところから見ていた方が良かったかなあ・・・
失敗しました。
開始直後からポツポツ降っていた雨が滝のように激しくなりびしょ濡れに。
ピカピカ光るのは照明の演出かと思いましたが、直ぐに雷だと理解しました。
それほど豪雨でした。
俺はコンタクトレンズだから目に水が入るとコンタクトがずれてさらに視界が悪くなるという・・・
というわけで微妙に不完全燃焼。
まあ後半は人口密度が少し低下したのである程度集中できましたが。
でもトレントの暴れっぷりを確認できないまでも、音を聞く限り従来通りのハードで緊張感のある演奏でした。
NINらしくライヴのサウンドも最高にクリアです。
ただ期待していたHeresyだけは緊張感よりポップさが目立ってやや期待ハズレでした。
最高の演奏とサウンド、名曲のオンパレードにはテンションが上がりましたし、激しくヘッドバンキングしたりしていましたが、やはり100%集中できず、最後のライヴとの感慨など全く頭にない状態でした。
The Hand That Feedsの後に聞き覚えのあるノイズが流れ、これはThe Downward Spiralだろ!って思いましたが、I hurt myself todayとの歌声が。
これにはさすがに「これで最後かあ・・・」と目頭が熱くなり感慨深くなりました・・・
あっという間に終わってしまって不完全燃焼気味でしたけど、この大雨の中で見たNine Inch Nailsは一生の思い出になるだろうな・・・
セットリスト(Setlist.fmのNine Inch Nails at Summer Sonic, Chiba, Japan Setlist on August 7, 2009から引用)
Somewhat Damaged
Terrible Lie
Heresy
March Of The Pigs
Closer
The Frail
I’m Afraid Of Americans (David Bowie cover)
Burn
Gave Up
The Fragile
The Big Come Down
Wish
Survivalism
The Hand That Feeds
Hurt
ここからは時系列順です。
school food punishment
全く聞いたことがないバンド。
オープニングアクトの中で紹介文を比べてこれを選択。
音楽性は悪くないと思いますが、飛びぬけて良くもないという普通のバンド。
機材トラブルは興醒めですね。
まあそれほど悪くはないと思いますが・・・
Red Ligth Company
時間があったから少し見ました。
飛び抜けた何かは無かったです。
普通のバンド。
Shool Of Seven Bells
30代の俺は序盤は省エネで行かないと最後まで体力が持たないということで後方で座って「聞いて」いました。
シューゲイズと呼ばれる理由がわかりましたw
CDではあまり聞こえなかった轟音ギターをライヴでは前面に押し出していました。
ヴォーカルは脇役に転落。
その轟音が良い感じでした。
当初は姉妹の妖しさに期待していましたが良い意味で期待を裏切ってくれたと思います。
ですが姉妹のヴォーカルが脇役すら果たしていない状態も多々ありました。
殆ど聞こえない瞬間も多くてね・・・
特に最初の2曲は最悪だったと思います。
ライヴのサウンドプロダクションが未熟だったかな。
Kyte
少し前の方で立って見ていました。
壮大で良かったと思います。
ギターのサウンドは生らしく人間ぽさもあったと言いますか。
この音楽なら後方で座って聞いても問題ないと後退するも人が一杯で座れず。
みんな期待していたんでしょうかね。
65daysofstatic
ニンニク臭いラーメン食べたら睡魔が襲ってきたので半分寝ながら聞いていました。
ベースとバスドラの音が大き過ぎて良い曲が台無し。
これじゃあ眠くなりますよ・・
残念でした。
Mercury Rev
省エネのため後方から見ていました。
映像を絡めたショウでした。
Shool Of Seven Bellsと前の65daysofstaticのサウンドが最悪だったこともあり、サウンドの良さに感動しました。
若いバンドはMercury RevやNINのサウンドプロダクションを見習うべきだ!
Dark Is Risingはオーケストラは生じゃなかっただろうけど、壮大さには圧倒されました。
先に見たKyteも霞むほど。
かなり良かったのですが、NINのラストライヴが控えているためイマイチ落ち着いてみることができませんでした。
人の流れを見ているとNINを最前列で見ることができないんじゃないかと不安になってきて、Dark Is Risingを終えたところでマリンスタジアムに向かいました。
演奏が良かっただけに勿体なさを感じつつ・・・
Aphex Twin
最初に書いた大雨の中のNINを終えた後、水溜りのマリンスタジアムから「マイケミ死ね」と思いながら脱出、寒さを感じながら再び幕張メッセに移動。
取り敢えずTシャツを着替え、携帯と車のキーが水没していないか確認したり。
下着のパンツは車に用意していましたが、さすがにズボンの替えは・・・
そういうわけで下半身ずぶ濡れ状態でSonic Stageを目指しました。
久々のMogwaiサウンドだ!と思ったのも束の間でMogwaiはサンキューといってステージを後にしてしまいました。
続くAphex Twinですが、モニターに「ワレワレハヒトツニナル」とかいう声明を出し(映像がカタカナの上に映像の切り替わりが早すぎてよく理解できませんでした)、曲に映像を絡めるショウでした。
色を帯びた図形が激しく変形する映像ではSonic Stageのデザイン・ドレープが共鳴して不思議な空間を作り上げていました。
後半にはリチャードらしい悪趣味で人を馬鹿にしたような映像が映されていました。
自分の気持ち悪い作り笑顔を変形させてみたりw
リチャードの芋虫みたいなのは気持ち悪いw
手術中のグロい映像を映したりとイメージ通りの世界観でした。
曲は全て俺が聞いたことの無いのばかりだったし、Aphex Twinらしいノイジーなビート一辺倒というのに少し飽きたけど、奇妙な映像を絡めた演出は凄かったです。
当初はMidnight SonicのTrickyまでは残ろうと思っていましたが、びしょ濡れの下半身が嫌になり帰る事にしました。
序盤は年寄りらしく省エネだったので体力的にはTrickyどころか最後まで行ける勢いでしたけど。
Summer Sonicの度に思うことですが、千葉県人、しかも幕張から程よい距離に住んでて良かったなあとw
こうしてサマソニの初日を終えました。
次はサマソニ3日目だ!
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