以前、MP3のビットレートとABXテストというのを書きましたが、去年にオーディオを新調してからやっていないなあと思ったので、土日を利用して再びABXテストをやってみました。
ABXテストというのは、簡単に言うとMP3の聞き分けテストです。
ブラインドテストだから「思い込み」を排除することができます。
以前は192kbpsが鬼門だったのですが、オーディオをグレードアップしたので違いがわかるかも。
SE-U55SX(W)も導入しましたし。
曲はNine Inch NailsのDisciplineです。
96khz/24bitのwavも比較可能だから。
まずは使用機材。
アンプ Denon PMA-1500AE
スピーカー Onkyo D-102AX
USBデジタルオーディオプロセッサー SE-U55SX(W)
ヘッドホンは使用していません。
96khz/24bitのwavとV0のMP3はNine Inch Nailsが配布したものです。
音楽CDと同等の44.1khz/16bitのwavと、その他のMP3はThe SlipのCDからEACとLameを使用して生成したものです。
ABXテストといっても、某サイトに書かれているように厳密になんてやりませんでした。
正解率を表示させていましたし、最低8回なんて明確にやっていませんし、回数もバラバラ。
96khz/24bitのwavと44.1khz/16bitのwav
5回やって5回正解。
44.1khz/16bitのwavとV0のMP3
5回やって5回正解。
44.1khz/16bitのwavと192kbpsのMP3
10回やって9回正解。
320kbpsのMP3と192kbpsのMP3
6回やって5回正解。
V0のMP3と192kbpsのMP3
5回やって2回正解。
以上です。
証拠のテキストファイルは書き換え可能で証拠にならないからアップしませんw
予想以上に正解できましたが、どれも一回聞いただけで即時に違いがわかるほど差はありません。
まあ数十秒で判別したときもありましたが。
明確に違いがわかる箇所も発見できませんでした。
何回も繰り返し聞き比べて、音の全体的な解像度、クッキリしていると感じた方を高音質だと判断しました。
特にピアノの泣きのメロディが入る部分を比較しました。
でも予想以上に判別できるようです。
オーディオをグレードアップした甲斐があったのかw
以前は192kbpsとwavの違いなんてわからなかったけど、やっぱりMP3の劣化って体感できるんですかねえ。
まあ前回同様、爆音気味に「違いを当ててやるぞ!」と意気込んで、集中力を高めて何回も繰り返し聞いたわけですから、普段BGMとして聞く分にはMP3で全く問題ないと思います。
圧縮音源の音質は全て酷いと馬鹿にする人もいるようですが、俺は酷評できるほど音質が悪いとは思えません。
ABXテストをやってみれば、容易に違いを判別できないと驚くでしょう。
まあ、もっとハイグレードでパワフルなオーディオ機器だったらハッキリ違いがわかるかもしれませんが。
ミュージシャン連中が圧縮音源を酷評しているのもハッタリではないかもしれません。
96khz/24bitのwavと44.1khz/16bitのwavは思ったよりも差はないです。
判別するのに予想以上に苦労しました。
違いがハッキリしていると思ってたんですけど・・・
Disciplineは比較的単純なロックということもあるのかなあ?
例えば、クラシックな楽器を多用している曲だったらもっと違いがわかるのかもしれません。
ABXテストには賛否両論あるようですが、まあFoobarというフリーソフトで気軽にできるので、興味のある人はどうぞ。
ABXテストで検索すれば情報がたくさん出てくると思います。
友達と遊び半分でやってみるのも面白いかもしれません。
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