若いバンドを聞いた感想 その3(2008年12月)

少し間が開きましたが、今日も独断偏見感想集。


These New Puritans / Beat Pyramid
今年の新人UKバンドの中では一番好きです。
頭の良さそうな奴らが難しいことやっているという感じです。
音楽は全然違うけどSonic Youthのようになって欲しいです。

Foals / Antidotes(解毒剤)
初めて聞いたときはBloc Partyモドキだと思ってしまいましたが、結構良いです。
アフロビートが何なのか良くわかりませんけど、ファンクのようでファンクっぽくないと言いますか。
新鮮味はありました。
人間が演奏している感じも良いです。
これをベースに様々な音楽性を取り入れていけば、更に面白いことになりそうです。
最も一発屋で終わらなさそうなバンドです。

Crystal Castles / Crystal Castles
ダメ出ししたり褒めたりと、俺の中では評価がコロコロ変わる二人組。
ゲームのような音を取り入れたダンスミュージックで、時おり攻撃的で衝動的といった感じでしょうか。
改めて聞いてみましたが、悪くは無いけど同じような展開に飽きてくるのも事実。
これも初期衝動の次はどうなるのかが生き残り合戦のポイント。

Hadouken! / Music For An Accelerated Culture
ハイプ(過剰宣伝)雑誌のNMEによって「ニュー・レイヴ」に祭り上げられてしまったのは気の毒ですねえ。
ロックとダンスの融合がベースですが、Klaxons以上にダンス・エレクトロを取り入れた衝動的な音楽です。
悪くは無いんですけどねえ・・・

同じ初期衝動系でも、レトロなロックを焼き直しているバンドよりも遥かに良いとは思います。
でも、このバンドも初期衝動の次はあるのか?と懐疑的になってしまいます。
Prodigyで言う所の3rdアルバム”The Fat Of The Land”のように、世界を驚かせるほどの革新的なアルバムまで到達できるのか?
頑張れ!

Vampire Weekend / Vampire Weekend
ローファイなインディポップ勢の中では一番良いです。
アフリカ太鼓も良い感じです。
後はClap Your Hands Say Yeahのようにならないことを祈るのみw
まあ2ndでコケルのはしょうがないかなあ。

MGMT / Oracular Spectacular
浮遊感のあるポップミュージックです。
とはいっても力強さもありますし、難解ではなく分かりやすいので気楽に聞けます。
色男だけに黄色い声援に包まれそうなのがマイナスポイント。
ロックは音楽だけでなく他の要素も重要なのですw

Band Of Horses / Cease to Begin
典型的なローファイなインディロック。
悪くはないし、個性もあり、曲の質も高いと思います。
でもこの手の音は聞き飽きました。

The Uglysuit / The Uglysuit
巷では同郷のFlaming Lipsを引き合いに出されているようですが、リップスのようなユーモアはありません。
これも悪くは無いんですけどねえ(苦笑)。
スウィートで壮大でシンフォニック、良い夢を見れそうなドリーミーなポップですが、こういうのにも新鮮味は薄れてきました。

The Last Shadow Puppets / The Age of The Understatement
まだ聞き込んではいませんが想像以上に良かったです。
ストレートなロックのアクモンよりも良いです。
アクモンやめてこっちに専念すればよいのにw

以上、今日はこの辺で。

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