商業的成功の否定(リスナーの観点から)

最近、サイト製作作業が失速気味です。
なんかもう1年以上作っている気がしてきましたが、まあゆっくりやります。

今現在の研究テーマ(笑)はアンチ商業主義
90年代は商業的な成功を否定する雰囲気があったが、それを充満させたのは間違いなくNirvanaとPearl Jamだと思う。
この2バンドは取りあえず置いといて、成功に否定的なリスナーの心情をよく表している発言を挙げてみる。

売れちまったら、もうそのバンドのことは好きじゃないのさ (エディ・ヴェーダー)
パンク・ロックはシークレットなものだ (スティーヴ・アルビニ)
わかっていない奴らが俺たちのレコードを買い始めた (クリス・ノヴォゼリック)

「みんなと同じは嫌だ」という流行を否定する気分を味わったことがあるでしょうか?
特にファッションでそう思う人は多いかもしれないけど、音楽でも同じ。
それで、みんなが聞いているバンドは嫌だということになる。
若い人に多いかな。

また、マニアックなバンドには、「皆が知らない俺だけのバンド」という魅力もある。

チャートの上位にランクインされ、アリーナ・スタジアム級の会場でライヴを行うということは、およそロックとは無縁な優等生や世の中に何の不満もない、流行を追いかけているだけの「わかってない奴ら」も巻き込んだということだ。
ロック・ファンから見れば当然面白くない。
売れ線狙いのアイドルなどと同じ次元でそのバンドが取り上げられるのも当然不愉快。お前らに何がわかるんだ!と。

売れるとライヴ会場の規模が大きくなり、チケット入手も難しくなるといった弊害を被るのもコアな音楽ファンだ。

それ故、「売れたらおしまい」と考えるリスナーが多いのだ。

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