88年にBlack FlagのインディレーベルのSSTからリリースされた1stフルアルバム。
すでにメジャーからのオファーがあったようだが敢えてインディと契約を結んだ。
SUB POP時代の音源と同様に、初期衝動的な側面が印象的。
Flowerは初期の名曲でライヴでは頻繁にプレイされた曲。
ヒロ・ヤマモトがリードヴォーカルを取ったCircle of Powerは衝動的なハードコアといった趣だ。
陰鬱で切羽詰った断末魔のようなドロドロしたヘヴィネスがSUB POP時代と比べてパワーアップしている。
特にBeyond the Wheelではクリス・コーネルの超ハイトーンヴォーカルと楽器隊のスローなグルーヴが恐ろしいほどのヘヴィネスを生み出している。
アップテンポなHead Injuryすら断末魔の叫びのような印象を受ける。
傑作だが全体的に取っ付き難く初心者には不向きなので、メジャー時代のアルバムが気に入ったなら聞いてみると良いだろう。