89年のメジャーデビュー作。
メジャーとはいうものの、サウンドはインディのように素朴で薄っぺらい。
それにキャッチーで取っつきやすいとはいえない。
こういうサウンドが好きになれるかは人それぞれなので、Ultramega OKやScreaming Lifeが気に入ったなら聞いてみるといいだろう。
入門用としてはオススメしない。
クリス・コーネルのハイトーンヴォーカルが前面に押し出されるようになって存在感が増し、それに地を這うようなヘヴィな演奏が絡んでくるという、Soundgardenのベースが完全に確立されたような印象を受ける。
スローテンポからアップテンポになっていく超ヘヴィなGun、うねりと高音ヴォーカルが見事にマッチしたLoud Love、その他にもHands All OverやGet On Snake、I Awake、Big Dumb SexなどがSoundgardenの代表曲のひとつといえるだろう。
このアルバムを最後に日系人べーシストのヒロ・ヤマモトは脱退。
現在ではNirvanaのBleachのクレジットで有名なジェイソン・エヴァーマンがヘルプで加入し、その後ベン・シェパードが正式メンバーとなった。