93年リリースの2ndアルバム。
Ten同様、陰鬱でオーソドックスで聞きやすいアメリカン・ハード・ロックといってしまえばそれまでだが、完成度は高いと思し、個人的にはTenよりも好きだ。
サウンド面では前作よりヘヴィで尖った印象を受け、初期ならではの爆発的なエネルギーを感じることができる。
アップテンポなGo、ヘヴィで荒々しいAnimal、Rearviewmirrorなど良い曲がたくさん収録されている。
学習不能症の幼児に対する虐待を歌ったDaughter、銃社会に嫌悪するGlorified G、白人警官に対する怒りのW.M.A.、マスコミへの怒りのBloodなどエディの詞も興味深い。
Pearl Jam入門ならTenかVSのどちらかだろう。